明日はWOWOWオンデマンド、ライブ配信のカードが変更になり、ノニト・ドネアvsアレハンドロ・サンディアゴ戦がなくなってしまいましたが、その影で(ということもないですか)DAZNのボクシング配信予定カレンダーを見ると、今日と明日、土日二日間でなんと5つの興行が配信されます。
スーパーウェルター級のジョシュ・ケリーの試合や、WBCスーパーバンタム級の挑戦者決定戦(ネリーvsホバネシアン戦があったばかりなのに、と論議を呼んでいるようですが)などと共に、要注目なのが日曜、午前9時から配信される、4団体統一女子スーパーフェザー級タイトルマッチの興行。
メインはアリシア・バウムガードナーvsクリスティーナ・リナルダトゥの再戦ですが、セミファイナルに、東京五輪ライト級金メダリスト、アンディ・クルスのデビュー戦が入っています。
𝗧𝗵𝗲 𝗽𝗿𝗼 𝗷𝗼𝘂𝗿𝗻𝗲𝘆 𝗯𝗲𝗴𝗶𝗻𝘀 🇨🇺
— Boxing News+ (@BoxingNewsPlus) July 13, 2023
Cuban phenom @Andydiamondcruz stares down Juan Carlos Burgos ahead of his pro debut on Saturday.
… Future pound-for-pound star? 🌟
🎥 @MatchroomBoxing
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対戦相手はかつて長谷川穂積とWBCフェザー級王座を争ったファン・カルロス・ブルゴス。
まだ現役だったのか、と驚きますが、クルスにとってはデビュー戦から、古豪との対戦ということになりますね。
Cuban Andy Cruz will take a big step in his pro debut Saturday night on DAZN By @JSantoliquito@MatchroomBoxing @EddieHearn @AnthonyLeaver @DAZNBoxing #CruzBurgoshttps://t.co/OGnQro1w2f
— Bible of Boxing (@ringmagazine) July 14, 2023
こちらはクルスのインサイドストーリー。キューバから亡命を図り、一度失敗したあたりの苦労が語られています。
ホセ・ナポレスの時代からすると、アメリカとキューバの関係も改善はされているし、キューバの政治体制も限定的ではあるが、プロボクシングを容認しつつあるなど、ボクサーにとって良い兆しも見えなくはないですが、それでも大変な思いをしていることには変わりないですね。
今はジャロン・エニスの父、ボジー・エニスの指導を受けているとのこと。
ということは当然、フィラデルフィアをベースにトレーニングしているわけですね。
最近のキューバ人ボクサー(主にフロリダをベースに活動)している一派は、どうしても防御偏重のポイントゲーム指向になりがちですが、フィラデルフィアの伝統、気風の中で、あの偉大な王者クルスがプロの世界に挑むというのは、色々期待が膨らむ話ですね。
攻防共に抜群のセンスを持つクルスが、プロへの適応を、良い形で成し遂げられたら...という。
その第一歩を、日本に居ながらにしてライブで見られるんですから、ありがたいことです。
最初から華々しい試合が見られるわけではないかもしれませんが、この先、要注目の存在ですし、忘れずチェックせねばなりませんね。
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