さて、来週になればデービスやベナビデスの生中継があり、吉野修一郎再起戦があり、色々動き出すのですが、それまでにも話題は色々あります。
少し前に、アマチュア12冠の荒本一成プロ転向、という話題がありまして...7月20日国技館、トリプル世界戦のアンダーに入るということで、楽しみにしていたんですが。
本人のX投稿によると、Amazonの配信予定に入っていない、とのこと。
この一試合のために、海外の大イベントで時々ある、YouTubeでのアンダーカード配信ということも、おそらくないでしょうし...後日WOWOWでやる?あれば幸いですが。
多数のご質問を受けますが、今のところ自分の試合はプライムビデオでの放送予定はございませんのでご注意下さい!
— 荒本 一成 (@1211Boxing) June 10, 2024
是非、現地でのご観戦よろしくお願いします!
試合当日は好カードばかりですので、良い席をご希望の方はお早めに。#LIVEBOXING9
所詮は上澄み掬うだけ、それがAmazonだとわかってはいても、これだけの大型新人でさえ知らん顔、とは、腹が立つのを通り越して怖ろしいですね。
ほんっっとうに、ボクシング自体には興味が無いというのか、競技自体に価値を見ていないんだなあ、ということが、よくわかります。
今はまあ、色々と都合が良い「相手」ですが、こういうところとのお付き合いは、長い目で見てどうなんや、という気がします。
ボクシング界も、それこそ業界全体で自前の映像制作をして、権利を持った上でその価値を高め、配信媒体を選んで売る、という形を将来的に目指していかないと、いつまで立っても妾扱いやな、と改めて思った次第。
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マニー・パッキャオ復帰戦について、本人がコメント。
バリオス挑戦は交渉中で、11月か12月と見ている、とのこと。
PBCや米Amazonが9月にも、と考えているようですが、本人はもうちょっと先、という。
【ボクシング】パッキャオ、バリオスとのWBC世界ウエルター級タイトルマッチについて「11月か12月に実現する可能性はある」 - サンスポ https://t.co/6P0ZysQiO9 @SANSPOCOMから
— 尾﨑 陽介(サンスポ)/Yosuke Osaki (@mrqis10i6ho) June 10, 2024
おそらくちゃんと準備が出来ていないんでしょうね。シンプルに、もうちょっと時間が欲しいと。
その過程において、7月末にもエキシビションがあるし、となれば余計に、なのでしょう。
しかしこの、日本でのエキシビション、けっこう良い条件出たのかもしれませんね。なんだかなあ、という気がしますが...。
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ブルース・カーリントン、井上尚弥に軽くお辞儀、という動画。
KO勝ちのあと、リング上から井上チャンピオンにお辞儀する律儀なカーリントン。手を上げて応えるモンスター。 https://t.co/ocHmvrIIQq
— Daisuke Sugiura 杉浦大介 (@daisukesugiura) June 9, 2024
近々WOWOWで録画放送されるでしょうから、試合自体はそれできちんと見たいですが、こういう振る舞いを見るに、井上尚弥に敬意を抱いていること自体は、間違いないですね。
ただ、それをそのまま語っても、アメリカでは受けないし、おそらく理解もされない。
だから外向きには、強気な表現もしないといけない。で、その言い回しがちょっとごちゃごちゃっとなっているんだろうなあ、と。
ボクサーとしての現状は、井上と闘ってどうという段階にはありません。
次かその次あたり、フェザー級上位陣とのテストマッチがそのうち組まれて、そこでどう闘えるかでしょうね。
井上は急いでクラスを上げるつもりはないようですし、その期間に彼も、井上との比較対象たり得るかの証明を求められることでしょう。
仮に「上澄み」であっても、競技における価値として最上のものだけ配信する、選手が目指す最高峰の舞台にする、というのであれば良いですが、Amazon はそうではないのですよね。第三弾までのカードで騙されましたが、競技における価値の高さが数字に繋がるなら重視しますよ、ということなのでしょうね。そこを一致させられていないのは、ボクシング界の責任ではありますし、向こうも商売なので仕方ないとは思いますが。でももう少しボクシングに愛情、とまでいかなくても、せめて敬意を払ってくれないかなと。
カーリントンは、井上と対戦可能性のある African-American として期待を背負っているのでしょうね。ただ、まだ何者でもない段階の選手ですし、その発言を複数メディアが逐一取り上げて、煽り記事にする日本の Webニュースサイトが低俗としか。中谷陣営は一気に Fe に上げて井上と対戦する可能性について語ってますが、これが外国人選手だったら、階級下の王者から「挑戦状」、Fe でなら勝てると「豪語」「挑発」と書かれてたのだろうなと。
以前Leminoで、井上の試合のアンダー4回戦をハイライトだったか、流したことがありましたが、最近だとあれくらいですかね。Amazonは2月に増田陸の試合を入れましたが、あれは「4つ」という数字の枠内だった、からですかね。その辺の基準が何かあるのかないのか、よくわかりません。
Amazonの基準は、基本は売れるもの、次いで価値のあるもの、なんでしょう。ボクシング側の責任とは、まさにAmazonの言い分にもなり得ますね。世界的な荒廃のもと、帝拳も大橋もその趨勢の中で、頑張っている方だとは思いますが。
日本のWebメディアは、本当に数稼ぎのために、どんな小さい声でも大層に取り上げますね。井上尚弥がフェザーに上げないのは疑問、とか。誰が言うてるんやと思ったら、全然知らない泡沫?メディアでした。
大谷翔平関連も、サッカー関連でも同じようなところがありますね。他のスポーツについてはよくわかりませんが。私がボクシングと野球とサッカー以外で、ある程度理解出来るのはMotoGPですが、こちらはマイナーで、かつ日本人ライダーも日本国内の知名度が低いせいか、読んでいて違和感のある取り上げ方が、逆に皆無に近いです(笑)。数稼ぎに利用しようがないのでしょう。それはそれで問題かもしれませんが、読む方としてはきちんとした記事ばかりなので、心穏やかでいられます。まあ、痛し痒しでもありますかね。
豪語、挑発、とは本当に昭和で感性が止まってますね(大笑)。挑戦状を叩きつける、とかね。中に薄い鉄板でも入ってんですかね(笑)。