イタリア遠征で世界挑戦権を獲得したはずの力石政法が、亀田の会社とのプロモート契約を解消した、とのことです。
本人がX投稿にて公表しました。
前回の試合をもって3150fight との契約を解消させて頂きました3150fightの関係者様には、コロナ渦で試合が中々出来ない中僕に手を差し伸べてくださって頂き3150fightがあったからこそ今の地位まで登りつめることができました本当にありがとうございました今後の予定は未だ決まっておりません😊 pic.twitter.com/t4k58WHaZp
— 力石政法 (@masaRikiishi) June 4, 2024
一生懸命、話を丸く収めようとしていますね。無理矢理、歯に衣着せねばならぬ苦しみが見える、というか。
まあ、武士の情けでもあるか。或いは、今後に要らぬ不都合が生じるのを嫌った、ということでもありましょう。
この社長さんはつい最近まで、力石の世界挑戦への情勢について、どの団体で何位だからどう、とかコメントも出していたようですが、正直言って、こんな者が何を言おうが意味が無いし、そもそも尋ねる方がどうかしている、と冷めた気持ちになったものです。
軽量級なら話は違うのかもしれませんが、この辺の階級になるとプロモートは難しい、という一般論以前の問題として、です。
そもそも、自分の契約選手が地元で試合するものを、数日前にアンダーからメインまで、興行丸ごと「吹っ飛ばす」ような真似をした挙げ句、そのメインイベンターを敵地、それもイタリアくんだりまで行く「羽目」に陥らせているような者に、一体何が出来るというのか。
さらに言うなら、何かをさせるべきなのか。その資格があるのか。何でこんな者が大手を振っていられるのだ、という話ですね。
現役時代から通じる部分がありますが、会長やプロモーターやという立場になって一層、日本のボクシング業界が身内に甘い...相身互いですがな、みたいな世界だということが、際だって見えてきたように思います。
互いに何か「やってしもうた」時に困るから、普段から曖昧でなあなあ、緩い感じでコトを収める、という繰り返し。百年一日の如し、です(呆)。
そんなこんなで、色々と苦労の多い力石政法ですが、兄の矢吹正道ともども、その実力は確かなものがあります。
この人材を、いつまでも遊ばせておくほど、日本のボクシングに人が余っているわけではないですし、今後への展開を拓くのに、要らぬ時間がかからないよう、関係者諸氏の努力に期待します。
ホント、ふたりとも隅に置くには勿体ない、としか言えないボクサーですので。
一日も早く、次の試合についての話題が聞きたいものですね。