さうぽんの拳闘見物日記

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その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

歯に衣を着せねばならぬ苦しみたるや 力石政法「契約解消」を公表

2024-06-06 00:03:08 | 中部ボクシング


イタリア遠征で世界挑戦権を獲得したはずの力石政法が、亀田の会社とのプロモート契約を解消した、とのことです。
本人がX投稿にて公表しました。






一生懸命、話を丸く収めようとしていますね。無理矢理、歯に衣着せねばならぬ苦しみが見える、というか。
まあ、武士の情けでもあるか。或いは、今後に要らぬ不都合が生じるのを嫌った、ということでもありましょう。



この社長さんはつい最近まで、力石の世界挑戦への情勢について、どの団体で何位だからどう、とかコメントも出していたようですが、正直言って、こんな者が何を言おうが意味が無いし、そもそも尋ねる方がどうかしている、と冷めた気持ちになったものです。
軽量級なら話は違うのかもしれませんが、この辺の階級になるとプロモートは難しい、という一般論以前の問題として、です。


そもそも、自分の契約選手が地元で試合するものを、数日前にアンダーからメインまで、興行丸ごと「吹っ飛ばす」ような真似をした挙げ句、そのメインイベンターを敵地、それもイタリアくんだりまで行く「羽目」に陥らせているような者に、一体何が出来るというのか。
さらに言うなら、何かをさせるべきなのか。その資格があるのか。何でこんな者が大手を振っていられるのだ、という話ですね。


現役時代から通じる部分がありますが、会長やプロモーターやという立場になって一層、日本のボクシング業界が身内に甘い...相身互いですがな、みたいな世界だということが、際だって見えてきたように思います。
互いに何か「やってしもうた」時に困るから、普段から曖昧でなあなあ、緩い感じでコトを収める、という繰り返し。百年一日の如し、です(呆)。


そんなこんなで、色々と苦労の多い力石政法ですが、兄の矢吹正道ともども、その実力は確かなものがあります。
この人材を、いつまでも遊ばせておくほど、日本のボクシングに人が余っているわけではないですし、今後への展開を拓くのに、要らぬ時間がかからないよう、関係者諸氏の努力に期待します。
ホント、ふたりとも隅に置くには勿体ない、としか言えないボクサーですので。
一日も早く、次の試合についての話題が聞きたいものですね。



コメント (2)
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