今頃ですが先週日曜、DAZNのPPVでライブ配信されたサウジ興行、火曜日にはもうアーカイブが見られましたんで、ざっと見ました。
今頃ですが感想、簡単に。
メインはデオンテイ・ワイルダー落日の一戦。というか、もう前回でそれは決定付けられていたと思うんですが。
ツァン・チレイはそういう相手の現状もあって、悪い面が出ず、良い面が全部出た試合。
KOシーンは凄かったですが、あまり過大に見過ぎるのはどうか、とも思います。
セミのフルゴビッチ、デュボア戦はデュボアが再浮上のTKO勝ち。これ、結局IBF暫定戦になったんでしたっけ。
フルゴビッチは初黒星。良いワンツー、右ストレート持ってますが、デュボアに凌がれて、負傷もし、スタミナも苦しくなった感あり。
ハムザ・シェラーズは序盤打たれましたが、長いリーチを生かしつつ、当て際に独特の角度を付けたパンチで、オースティン・ウィリアムスをKO。
ミドル級でコンディションが良ければ台風の目にも。ていうか、もうそうなっている、と見るべきなんでしょうか。
減量苦により転級希望が伝わっていたレイモンド・フォード、好条件故に?ニック・ボールの挑戦に応じましたが初黒星で陥落。
ボールの連打、攻勢による印象点が僅かに上回った?
勝敗をボクサーの「品質」を加味して決めるならフォードでしたが、そうではないので、この結果もやむなしか。
クイーンズベリーvsマッチルームの対抗戦で、クイーンズベリー全勝でしたが、正直そこまで、どの選手がどっちで、というのは気にならず。
ていうか、そもそもその辺はよく知りませんし。
ただ、見さえすれば、なかなかの好カードが組まれのやなあ、と納得がいく、内容のある試合が多かったです。
一番中身として物足りなかったのは、実はメインだったりします。KOシーンだけは凄かったですが。
この対抗戦とは別に、ディミトリー・ビボルがマリク・ジナードをTKOして、ベテルビエフ戦の代替試合に勝利。
ジナード、良いジャブ持ってて、ビボルを苦しめましたが、精度とパワーの差が出ました。
ベテルビエフ戦、リスケもされましたが、まだ心配なことですね。
今回、予定どおりにこのカードが行われていれば、ベテルビエフとトップランクの契約がある故に、DAZN独占にならず、日本でもWOWOWが生中継していた、という話を聞きましたが、それを聞くとますます、残念なことでしたね。
DAZNは昨日の土曜日も、オスカル・コラーゾvsヘラルド・サパタ戦を配信していました。
ライブでは見られず、結果知らずで夕方から見ていましたが、2回に良い感じで攻めていたコラーゾが、サパタの大きな右フック一発食ってぐらつき、大ピンチ。
立て直して判定勝ちはしましたが、パンチが乗らず、KO出来そうに無い展開に終始。
評価、売り出し、という面では厳しい内容でした。2回、かなり本腰入れて油断してましたね...。
ところで試合の合間には、ジェシー・ロドリゲスの姿が再三見られました。日本時間30日、迫って来ました。楽しみです。