さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

メイン中止、セミ体重超過で夢の19時台半ば終了 金曜ホールはコンパクト興行

2023-10-15 07:53:05 | 関東ボクシング



まあ、わざわざ感想書くこともないか、という興行でしたが、ABEMAさんがライブ配信そのものを中止にはしなかったので、一応見ておりました。
金曜日ホール、本来なら堤駿斗のノンタイトル戦、相手はドミニカから招聘したというWBAフェザー級15位ルイス・ベンチャーラという選手でしたが、堤が発熱で欠場

この重大なトラブルがあった上に、セミに出場の大湾硫斗が800グラムの体重超過をやらかしてしまうというダブルパンチ。
悪いことは重なるものです。


結局、セミセミの湯場海樹の試合がメイン昇格。
大湾硫斗vsパイ・パーロップ戦はセミのまま、条件付きの当日計量を受けて行われました。
パイ・パーロップというのは、以前はパイパーロープ・ゴーキャットジムというリングネーム、つまりスポンサー名が付いていた選手で、WBAミニマム級の暫定王者でもありました。
しかし覚醒剤不法所持か何かで逮捕され、王座を剥奪されたという経歴の持ち主です。
試合を見たことはありませんでしたが、当然Sバンタムの大湾とは体格でかなり差があり、大湾がボディ攻撃で攻め込んで、4回TKO勝ち。

普通でも、勝っても自慢になるかどうかわからん試合で、体重超過とは酷い話やおまへんか、というしかありません。


メインは湯場忠志が、ブンチュアイ・ポンスーンナーンというタイ人を初回、左のボディ一撃でKO。
初回0分36秒。話が早くてけっこうです。
体重はウェルター級でした。この方が、据わりが良くていいかもしれません。初回KO勝ちで悪く見えるわけもないでしょうが。
試合を組むのが難しい選手ではありましょうが、国内上位との試合が実現するといいですね。



アンダーカードでは、中井龍がサハラット・テヒランというタイ人を3回TKO。
話にならないほど弱くはないが、別に強いわけでもないタイ人相手、順当な勝利。
試合後の、アピールのつもりか知りませんが、インタビューでの物言いは、個人的には好きではありませんが。
もし会場に行っていたら、なんで暇割いて身銭切って試合見に来て、チンピラみたいな能書きを聞かされないかんのや、とうんざりしていたことでしょう。
言っていること自体の良し悪し以前の問題です。物事何でも、言い方というものがあります。



4回戦では中谷清彩人というライト級の選手が、小原健人とシャープなパンチの応酬の末、右クロス一撃での見事なKO勝ち。
お互いに外連味無く打ち合って、鮮やかな決着。
こういう試合や選手を発見出来るから、やっぱりボクシングはアンダーから全部見たいなあ、と改めて思わされる、そんな試合でした。


ABEMAの配信は、メインが飛んだせいか同接も少なかったようで、そのおかげ?で画質は良好。
しかしメイン中止でセミが体重超過の条件付き挙行、そして日タイ戦がメイン昇格。
しかも身も蓋もない初回KOで、関係者にとっては夢の19時台半ば終了。
そりゃ、早く帰れて嬉しいな、と思う向きもおありでしょうが(笑)、これでは、良い興行とは到底言えず。
場内も当然ながら空席だらけ。いろいろ残念な感じになってしまいました。





コメント (2)
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