11月15日のAmazonPrimeVideo配信、ダブル世界戦のアンダーカードに、また驚きの、というか、ちょっと考えていなかった試合が入りました。
8月に、日本バンタム級チャンピオン堤聖也に挑み敗れたものの、キャリア4戦とは思えない堂々たる闘いを見せ、敗れて名を上げた帝拳期待のサウスポー、増田陸が登場。
対戦相手がスーパーフライやバンタムで、世界タイトルマッチ出場経験あり、そして来日勝利もある上に、あのジョンリエル・カシメロを破った星もある「ホンマ」の強豪、ジョナス・スルタン。
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4戦目で堤聖也もたいがい試練かと思いましたが、5戦目でこの相手というのも、なかなかの...いや、本当に驚きです。
しかし、帝拳に数多いるB級デビュー組の中でも、実際の闘いぶりが抜きん出ていていますから、ジム側がAmazon配信試合という舞台を与えたことも、ある意味では納得です。
そして、その舞台だからこそ、これほどの強敵を当てるというのも、いかにも...良い意味で帝拳らしいなあ、と素直に思うところですね。
Amazon配信試合のアンダーといえば、伊藤、吉野、中谷のライト級ウォーズや、小原佳太vs佐々木尽のようなカードがあれば一番、だとは思います。
しかし、それがかなわないのならば、先に発表になった与那覇勇気vs辰吉寿以輝戦のような話題性アリのカードも良いし、またそれに反して?実力派の若手が、名を売るチャンスと言えるチャレンジマッチ、というのも、方向性としては良いものです。
正直、予想としては、増田苦しいかもと思います。
何しろスルタン、あと一勝多くしていれば、それこそ井上尚弥と対戦していたのではないか、というところまで行った選手です。
しかも頑丈でパンチがあって、脆いところがなく、しぶといタイプ。5戦目の選手が対するには、一番しんどい相手ではないかと。
しかしこの相手にクリアな勝利を収めるようなら、初黒星から一気に失地回復、再び上位とのカードも充分(ていうか、スルタン自体が充分「上位」ですが)というところまで上昇することになるでしょう。
そして、増田陸というボクサーには、そういう期待をしたくなるような魅力があります。先の堤聖也戦で、存分に見られたように。
ということで、11月15日の配信カード発表は4試合目。これで全部決まりだと思います。
世間的にはどうか知りませんが、なかなか良いラインナップになったのではないでしょうか。
いや、改めて、予想外で、かつ楽しみなカードが決まりました。今から楽しみですね。