さうぽんの拳闘見物日記

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拳闘見聞の日々。

メルビン・ジェルサエム初防衛戦はGBPが落札 4.16代々木での開催は無しか

2023-02-28 05:55:02 | 海外ボクシング

一部で、日本で開催されるのではないかと噂のあった、WBOミニマム級タイトルマッチ、メルビン・ジェルサエムvsオスカル・コラーゾの指名試合は、サンファンで仕切り直しの入札があり、オスカー・デラホーヤのゴールデンボーイ・プロモーションと、ミゲル・コットプロモーションが共同で落札。
落札額は152000ドル。
亀田プロモーションの101000ドルを上回ったとのことです。





ミニマム級のタイトルマッチに付く「値」としては、あちらの常識よりもだいぶ高額なんじゃないでしょうか。
日本側の提示額もそうですが、GBPの出した額は、さらにそれを大きく上回っています。

これはオスカル・コラーゾが、プエルトリコの大きな期待を背負っている証なのだ、と見るほかないでしょうね。
亀田プロは王者ジェルサエムとの契約があるとのことでしたから、あちらから見れば敵地同然の日本に、カリブ地域における、軽量級の貴重なタレントであるコラーゾを行かせたくない、ということなのでしょう。
あちらの「本気度」が伝わってきますね。


BoxingSceneの記事によると、試合は5月27日、ロス、ダラス、サンファンのいずれかで開催。
おそらくDAZNで配信される興行でしょう。
これがドン・キングなどなら、日本のプロモーター相手に、さらに上乗せした値で売りつける、という目的で、自分で興行するつもりのないカードに手を出す、というみみっちい商売をすることがありましたが、デラホーヤやミゲル・コットは、おそらく本気で、オスカル・コラーゾを自分たちの興行に出し、チャンピオンにしたいのでしょう。

そうだとしたら、4月16日、代々木で挙行と目論んでいたカードがひとつ、消えることになりますね。
当日はIBFとWBCのミニマム級タイトルマッチ、重岡兄弟が揃って世界戦という話が出ているので、まあそれで充分ではあるんでしょうが。


さて、WBO王者ジェルサエムにとっては、米大陸でのDAZN興行に出る、というのは大チャンスである反面、厳しい闘いでもありましょうね。
オスカル・コラーゾはDAZNで先日、初めて見ましたが、なかなか迫力のあるファイターでした。
日本勢にとっても、再び関わりが出来て不思議の無いタイトルですし、要注目、ですね。


DAZNのハイライト。
アレクシス・ロチャがメインに出た興行の、フルカードハイライト、最初の試合です。
紫のトランクス、サウスポーがコラーゾ。
右フックは、階級の水準を超えた威力がありますね。







コメント (2)
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