さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

全てを最大限に見積もり、かつ間違いあらば、という程度 井上vsネリー戦いちおう予想

2024-05-04 00:02:10 | 井上尚弥



さて、井上尚弥vsルイス・ネリー、いちおう予想してみようと思ったんですが、うーん、と唸ってしまいました。

過去の試合で、単に規律に欠けたり、お薬の力に頼ったり、果ては体重作らなかったりと、まともに考えるのも馬鹿らしいほどあれこれと不確定要素のあるルイス・ネリーに対して、今回は体重管理から薬物検査から、こちらも周辺も率先してお膳立てしてやって、いやでも良い状態に仕上がらないと嘘、という状況を作ってやっている。
その異様さが、どうしても飲み込めない部分があります。

おそらくですが、過去のどの試合よりも、ネリーの体調は良いだろうと思います。
そして、前に出ることで良さが出る...言えば攻撃を防御の代用にしているところは、山中戦の前に少し見てみたときと、基本的には同じ。
従って、井上尚弥相手でも打って出てくるのだろう、という想像をします。
そこで、今まで以上に速く鋭く、一打の威力がさらに増し、その上でそれを連打してくる展開を数多く作れたら、そこにネリーの勝機があるのだろう、と思います。


しかし、井上尚弥の側とて、普通のコンテンダーとはまた違う密度で、ネリーを見続けてきたわけで、ネリーの強さと同時に弱みも承知しているでしょう。
攻撃時に防御に隙がある。アゴも尖っていて、打たれ強いわけではなさそう。ドーピングで得た耐久力を上乗せして、保たせている。
また、ブランドン・フィゲロア戦では、打っても下がってくれない相手に苦しみ、ボディブローでKOされたことも。
これは例外的にコンディションが悪かったとか言い訳していますが、防御自体の隙はそこかしこに見え、アザト・ホバネシアン戦でも打ちつ打たれつ。
直近のフロイラン・サルダール戦でも、初回は右のヒットを喫していて、下の階級の選手でなかったら...と思わせました。

こんな防御の選手に、傍目にはどこに攻撃ルートがあるのかわからない、という相手でも、見事に強打を決めて倒してきた井上尚弥が対したら、きっかけひとつであっという間、と容易に想像がつきます。
基本、序盤は見て立ち、元気な内にお付き合いする必要もない、という選択をするでしょうが、井上尚弥にそんな常識が通用するのかどうか怪しくもあり。
そう思えば、序盤から「畳んでしまう」可能性もある、でしょうか。


もし、スーパーバンタムの井上にそれが出来ないのだとしても。
そしてネリーの攻撃力、気力体力が最大限に充実している、と仮定しても。
それ故に、井上が苦戦する流れになったとしても、結局のところ、防御と機動力、そして攻撃の精度で、井上が完全に上回っていると見ます。
あとは、初回早々、或いは序盤に間違っていいの一発もらう、ということがあれば、程度でしょうか。


ということで、井上尚弥の偉大さ故に実現した東京ドーム決戦ですが、相手のルイス・ネリーの価値は、要は悪名込みのものであって、力自体はやや不足、というものでしかない、というところです。
もちろんWBCの指名挑戦者で、嘘でも元王者なわけですが、KO負けした相手が上の階級に去ってくれたから、という事情も込みの話ですし。

あと心配なのは、試合前に、ここまでやってもなおごちゃつく、とか、リングの上でも、まだ我々の想像を超えた狼藉があり得るのか、ということですかね。
まあ、さすがにないと思いたいですが...。


何しろ期待するのは、井上尚弥の快勝です。
これは別に「成敗」ではなくて、余計なことが何も無いまま勝って終わって欲しい、という意味です。
本当の「成敗」は、こんな試合受けずに、WBC王座を返上する以外にない。しかし試合を「してあげる」以上、それはもう不可能なわけです。残念ながら。



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そんなことでいよいよ今日から3日連続で「えらいこと」が始まります。
とりあえず明日は13時からABEMAでエマヌエル・ロドリゲスvs西田凌佑戦。
以前取り上げたスケジュールどおりなら、第一試合は14時、メインは17時30分から。実際には、多少の変動はあるかもしれませんが。





とりあえず両者とも計量パス。
最近はここが不安なお方も居ますが、この二人なら大丈夫だろうという(笑)。



そして夕刻、17時30分より第一試合開始のU-NEXT、ダイナミックグローブ。
残念ながら時間が被りますが、おっかけ再生で見ようと...たぶん、出来ると思うんですが、どうでしたっけ(汗)。

日本タイトルマッチふたつ、こちらも全選手、計量パス。





ちょっとほのぼの系?の話題もあり。
確かに因縁の再戦、とかいう話にも出来そうなものを、こういうのは...まあ、これはこれでいいんでないすか、という感じですが。
いざ勝負となれば、両者共凄まじいですから、ね。


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ビッグマッチが全世界に展開 画期を成す一ヶ月となるか

2024-04-30 00:00:50 | 井上尚弥



そんなことで、ビッグマッチが相次ぐファイトウィーク突入、なんですが、さらに言うならビッグマッチ月間、ともいうべきなのが、明日から始まる5月ですね。
ざっと書き出したX投稿を拝借。






日本に井上尚弥という突出した存在がいるので、日本で軽量級のビッグマッチが行われるようになり、サウジアラビアでは国策によるビッグマッチ招致が当たり前になりました。
そこへダウンアンダー、豪州もティム・チューやジョージ・カンボソスの健闘により、デビン・ヘイニーや今回のワシル・ロマチェンコのように、米大陸におけるスターボクサーが訪れて闘う試合が行われています。


アメリカ一極集中の時代を「昔」と言い切って良いかはともかくも、6月1日のアルツール・ベテルビエフvsディミトリー・ビボル戦まで含めて、驚くほどワールドワイドに、世界各地でビッグマッチが展開されています。
先のヘイニー、ガルシア戦の一連などに象徴されるように、もうアメリカが、真っ当な形でボクシングのメッカたり得ない現実を「露呈」した今、時代はこの先、さらなる激動と共に、さまざまに変わって行くのかもしれません
その端緒というか、決定的な岐路となるのが、ひょっとしたらこのひと月なのかもしれません。


そして、日本もその一翼を担っているのが、嬉しいし誇らしい気持ちになりますね。
それこそ「昔」なら、指をくわえて他人事として見ているだけだったわけですから。
井上尚弥、ルイス・ネリー戦というカード自体には色々思うところがありはしますが、他にも注目カードが並びますし、日本のボクシングも世界において、ひとつの「極」としての存在をアピール出来たら良いな、と思います。




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豪華パンフ/そりゃWOWOWを勧めます/もひとつU-NEXTも(笑)

2024-04-24 00:00:13 | 井上尚弥



最近はパーフェクトガイドなども含め、季刊誌として存続?している感のあるボクシングマガジン、増刊が出ました。
5月6日のプレビュー号、ということです。






さっそく買って一読しましたが、ベテラン宮崎記者の井上尚弥インタビューでは、井上がクールに、フラットに、ルイス・ネリーの長所と短所を見て取っていることに感心しました。
また、これはちょっと映像で見たんですが、スパーリングパートナーの若い方がえらく良い選手で、これとやってたら、ネリー相手でも余裕で対応出来るんではないか、という気もします。

何しろ井上の側の備えは万全だと見て良いでしょうね。問題はあれこれと枷をかけ、代打選手という保険も用意したことで、ネリーの調整が万全になるように、こちら側がお膳立てしてやっている感さえある、というところですが。
本当に、こんな馬鹿な話あるのかな、と改めて思います。
それも含めて勝負ちゃうんかい、と。それが出来ない奴など、そもそも井上と闘う資格ないやろう、と。
まあ、今更言っても仕方ないことだと、わかってはいるんですが。


それはさておき、昔は会場で、内容的には適当なものでも、有料のパンフレットを売っていたものですが、税込み1480円でこの充実した内容は充分「買い」です。
会場に行けない人でも、これをパンフレットだと思って買って、心の準備をしてからAmazonを見れば、大いに楽しめるんではないでしょうか。
...なんか、完全に回し者と化してますが(笑)。


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さて、ドーム二日前の5月4日、府立ではロドリゲスvs西田戦、ホールでダブル日本タイトルがあり、おそらく配信時間が一部重なる、と昨日書きましたが、日本時間翌5日は、カネロvsムンギア戦がWOWOWで生中継されます。
で、これはDAZNでもライブ配信されます。平行してやるんですね。
あちらではPBC+Amazonと、DAZNの共同興行ということで、両方で放送配信されるらしく、日本でもそのままの形になるわけですね。

で、DAZNの方はPPVです。2500円也。ほぼWOWOWの月額料金と同じですね。
これは月額料金とは別に払うことになります。
もし、WOWOWにもDAZNにも入っていない人がいて、この試合お金払ってでも見たい、というのなら、当然WOWOWをおすすめします。
ていうか、DAZNに入ってても、ですかね。WOWOWならTV放送でもネット配信でも見られ、しかも別料金なしで二週間後のロマチェンコ、カンボソス戦も見られますしね。
他にも映画とか色々ありますし。

しかしDAZN、本当に何考えてんのか、さっぱりわかりません。
こんなことして、商売になるとでも思っているんでしょうか。まあ、何ごともうっかり間違えてしまう人は一定数、いるのかもしれませんが。

ちなみにDAZN、こちらは本気の勝負なんでしょうが、ウシクvsフューリー戦もPPVです。3000円也。
これはフューリーが無事、リングに上がることが確定したら、購入しようかと思っています。
ただ、真夜中スタートでメインは未明から早朝、というのは、どうにもこうにも...まあ、MotoGPでもカタールやアメリカ開催だと、こちらは真夜中なんで、それと同じではあるんですが。


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さて、ドーム決戦が終わってもいろいろとあるわけですが、これもライブで見られます。
ホンマにええ時代になったものです...。





以前もちょっと触れましたが、京口紘人、フライ級転向後、真価を問われる最初の試合、というところです。
U-NEXTも、WOWOWに負けずお値打ちですね。あ、また回し者になってますが。


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白虎、ベルト追加、代打要員決定、放言も? 井上尚弥、ネリー戦話題あれこれ

2024-04-12 00:10:49 | 井上尚弥


なんやかやと言うている間に、5月6日までひと月もありません。
井上尚弥、少し早めに?公開練習やインタビューなどを行っています。





対サウスポー、対ルイス・ネリーに向けて動きはどうか、というところですが、当然変わったことはやって見せるはずもないですね。
インタビューでは、ネリーの特徴についても、しっかり分析しています。緩急つけて、連打に巻き込む仕掛けにも、注意をしている模様。
シャツのロゴは確かに、言われなければシマウマにしか見えませんが(笑)


試合が近づき、色々と話題が取り上げられていますね。
WBCはこの一戦の勝者にダイヤモンドベルトを授与する、と。

親の代からこういうの好きですね、ここは。
4団体統一戦、何もせず見ていたら4分の1でしかないのが嫌なんで、こういうことして目立とうと。しょうもない話です。
記事には大橋会長が要請したとありますが、多分、一番どうでもいいと思っているのがこの人なんだろうなあ、と思います。タダでもないでしょうし。
でもまあ、顔立ててやらな、みたいな感じでしょうか。何処の世界も、親分さんお偉いさんというのは難儀なものですよってに。



あと、かねてから噂になっていたTJドヘニーのアンダーカード出場が、正式発表されました。





体重調整や薬物検査のみならず、こういう形で保険をかけることで、いよいよネリーも狼藉を働く余地がなくなった、と見れば、喜ばしい話です。
しかし反面、何であんな者を、ここまでしてまで使うてやらないかんのや、という引っかかりが、ますます心中にて強まる、という話でもありますね。
本当に、敵味方関係なく、ネリーが良いコンディションを作るよう、あらゆる方法で奨励しているような感じさえします。馬鹿みたいだなあ、と思ったり...。



で、その難儀なお方、BOXINGSCENEの記事らしいですが、インタビューで「言いたい放題」なんだとか。

しかし、子細に読めば、そんな感じでもないですね。対戦する前なんだし、強気なことを言うのは当然。
内容も、井上の力を認めた上での発言と読めますね。
JBCの処分解除について言っていることも、まさにその通りです。儲かるからだと言われて、誰に返す言葉がありますかね?


これを「放言」扱いするというのは、結局日本側の、責任取らないかん人たちへの忖度です。
ネリーに殊勝な態度を求めるくらいなら、大橋陣営はWBCタイトルを返上して、三団体王座の防衛戦のみを、他の相手と闘えばいい。
ボクサーとして、ルイス・ネリーの存在を峻拒するならば、ネリーの方にも別に思うことが出てくる...出て来ないかもしれませんが(笑)。

何しろ、色々、むしろ手を尽くして「使ってやる」以上、ある部分において、つけあがってくるのは当たり前です。
普通に考えたら、誰にもでわかることではないか、と。


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予想外のAmazon配信 井上尚弥、ネリー戦正式発表

2024-03-07 00:03:44 | 井上尚弥


ということで昨日、井上尚弥vsルイス・ネリー戦が正式発表されました。
5月6日、連休最後の日、振替休日に東京ドームで。
アンダーに色々と噂の世界タイトルマッチが入った、ということも含め、概ね事前の噂、想像のとおりでした。


会見の動画はちらっとだけ見ましたが、相変わらずお通夜みたいな(笑)。
ネリーが来日して会見に同席したのは驚きました。しかしネリーも、この会見暗いなー、やっぱり嫌われてるせいか、と思ったかもしれません。いつもこうなんですが。

会見で最初にしたコメントが謝罪だったようで、その後、山中慎介と顔を合わせて改めて謝罪し、山中が受け容れて握手もしたとのこと。
とはいえ、計量失格について詫びただけで、ドーピングについては変わることなく、偶然食した牛肉のせい、で済ませているわけですから、これをもって改心だなんだとは、笑止千万なわけですが。

いずれにせよ、これはまあ、「振り付け」なんでしょう。
日本のプロモーターやその他関係者にとっては、こういう風に「落とす」ことで、自分たちに色々矛先が向けられずに済む、というところですかね。馬鹿馬鹿しい限りですが...。
また、ネリーも大金が得られる試合だし、という感じで、その通りに踊ったんでしょう。ことによると契約書に、ああ言えこう言えと、細々と書いてあるのかもしれません。


ルイス・ネリーは、実際の戦力や実力はひとまず置くとしても、井上が保持する4つの王座のうち、ひとつの指名挑戦権を持っているだけに過ぎません。
しかも一度はブランドン・フィゲロアにKOされて「脱落」した身であることは、ネリー本人が一番良くわかっているはずです。
にもかかわらず、過去の悪行すら幸いとなって、普通では得られない高額報酬を得て闘える。この僥倖を、手放すわけがありません。
仰せのとおり何でもしまっせ、お足さえいただけましたら、わたし芸人ですよってに。みたいなノリでしょうか。


何しろ薄ら寒いというか、茶番やなー、というところですが、それでは反省も謝罪もして見せずに、大口叩いて、過去についても「知ったことか、アホンダラ」とやって、遺恨試合、グラッジ・ファイトとして盛り上がる、というのも、それはそれで如何なものかとも思います。
結局どうしたら良かったものか...やっぱり、こんな試合やんないのが一番良かったんじゃないか、となってしまうんですが(笑)。
本当に、WBCだけ返上して、他の三大王座防衛戦であっても、私個人は全然OKというか...WBCとネリー及び陣営に吠え面をかかせてやったら、どんなに痛快かと思いますね。

まあ、そうも言うてられませんけどもね。井上尚弥はいずれ引退しますが、WBCは当分存続するわけですし。腹の立つ話ですが。
リディック・ボウがかつてWBCベルトをゴミ箱かゴミ袋かに捨てるパフォーマンスをしたことがありますが、井上もアレやったったらええのに、とか思うくらいで。



さて、アンダーについて。
AmazonやLeminoなどで複数世界戦、及び注目試合をいくつかまとめてやってくれる中、得た答えとしては「注目試合は一日4つまでが限界」というものですが(笑)その4つが、全部世界タイトルマッチになりました。
たぶんですけど、4大世界戦って日本では初じゃないでしょうか。3つまでは覚えてますが、4つって今まで無かったような...。
とはいえ、全部が「世界」だと得心がいくグレードかというと、さすがにそうもいかんかったりもしますね。


井上拓真は、WBAの指名挑戦者、石田匠と対戦。タイプは違うが技巧派対決。東京ドームのロケーションに合うカードかというと、若干疑問ではあります。
後楽園ホールでじっくり見られたら、より良い試合に見えるカードかな、と思ったりもします。


ユーリ阿久井政悟は、一度破った桑原拓と再戦。阿久井が東京ドームで闘うというのは、全ての地方ジム及びボクサーにとっての喜びでもありましょうね。
ただ、対戦相手は...きついこと言えば、身内の論理というか、大橋ジムの勝手、ですね。「プロモーター」ではなく「会長」の仕業やな、と。
コンディションに問題無くば、そりゃ京口紘人出さんでどうするよ、という。或いは大怪我さえなければ、同じ再戦でも矢吹正道とか。実際は難しいわけですが。


ジェイソン・モロニー初来日、相手が武居由樹というのは、噂では聞きましたがホントに組みましたね。
一打の決め手という点では、モロニーにも充分過ぎる脅威であろう武居。モロニーが12ラウンズ、一度も致命的な打たれ方をせず済ませられるものか?
もし武居が強打炸裂、王座奪取となれば、それこそ世界的評価急上昇、新たな怪物現る、という話になります。はてさて。

しかし武居は、大橋会長ならやるだろうとは思いましたが、結局バンタムもSバンタムも、国内上位とは絡まずに世界、という運びになりましたね。
確かにそういうカードを組みたくても組めなかったのかもしれませんが...何か色々、そこは残念です。


あと、ネリーが何か「やらかし」た場合の代理選手、という話は、今回の発表では出ませんでしたね。
大橋会長は、もし計量失格などがあれば試合はしません、と語ったらしいですが、ならばそのための備えは必要なわけですが。
今、その辺は調整中なのかもしれませんね。そんなことしてまでネリーを使わないかんか、という「そもそも」な話に戻ってしまいますけど...。




で、配信はLeminoじゃなくてAmazonPrimeVideoになりました。これが一番驚きというか意外。
確かに接続トラブルがあったり(バトラー戦)、青い照明とカメラの配置を間違えたために、画面が青みがかって見にくかったり(フルトン戦)、井上戦のたびにトラブルがあったLeminoですが、前回のタパレス戦は特に何ごともなかった(ですよね?)わけですし、何で今回、急に手を引いた?のか、よくわかりません。
井上戦のみならず、世界戦の数が嵩むと、Amazonの方が良い条件を出せるということ、でしょうか。
まあ、見る方としては、Amazonの方が色々安心だったりはしますけど。


ただ、毎月のように国内試合の配信をやって、それも好カード続きだったり、地方の選手にもスポットを当ててくれたりと、Leminoの「健闘」ぶりには拍手したい気持ちでもあり、ボクシングファンとしてはちょっと複雑です。
さらに、今後を思うと色々気になるところですね。
そこいくとAmazonなんて、はっきりと「ウチは上澄み掬うだけ」という姿勢なわけですから。うーん、と思いもしました。


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井上尚弥インタビュー、近々リング誌掲載/ESPN、親会社が合従連衡へ

2024-02-08 05:05:31 | 井上尚弥

日本初、アジア二人目のリングマガジン、ファイター・オブ・ザ・イヤーとなった井上尚弥のインタビューが、近々リングマガジンに掲載されるようです。





お馴染み杉浦大介記者によるもの。
先頃まで日本に滞在していて、大阪のダブル世界戦も観戦されていたようです。
YouTubeでも見ましたし、色々と忙しいみたいです。
リング誌、電子版購入しようかなあ。



===============



ところでスポーツのみならず、ストリーミング配信の世界は競争激化のまっただ中ですが、アメリカでけっこう大きな動きがあった模様。
Fox Corp.、Warner Bros. Discovery、Disney の三社が、この秋頃にサービス開始を見込んで、合弁会社を設立する、とのことです(名称未定)。

要はケーブルテレビからストリーミング配信へと比重を移すにあたり、大手三社が、最近スポーツにも進出してきているAmazonやApple、NETFLIXとの競争に勝つため手を組んだ、というところでしょうか。
これによりアメリカのメジャースポーツ、アメフト(NHLNFL)、バスケ(NBA)、野球(MLB)の大半が、ひとつの配信視聴契約で見られるようになるらしい、です。
で、肝心の(笑)ボクシングですが、ディズニー傘下にESPNが入っているので、トップランク興行がこの新会社のコンテンツになるはず、です。


従来のESPN+というのは、CATVのESPNでは流れないコンテンツを、言えば補完的に配信するものだったようです。
ESPNには、独自のストリーミング会社設立の噂もあったらしいですが、より大きなビジネスに参画する形になりました。
今後、当然メインコンテンツもストリーミング配信されるようになりましょう。
井上尚弥や、拳四朗、中谷などの試合も、TVとネットで分け隔て無く配信されるようになるわけですね。
井上の試合なんかはもう、そうなっているんでしたっけか。
あとは、WOWOWエキサイトマッチにおける、トップランク興行放送への影響があるかどうか、が気になるところ。


ただし、事業規模がかなり大きく、独占的であると見做されたら、政府が簡単に事業承認するものかわからない、という問題がひとつ。
また、料金も高額になる懸念があり、さらにスポーツコンテンツに特化した合弁会社なので、その方向性がどの程度広範に支持されるものかは、やってみないとわからないところもありましょう。何ごとにも不安や懸念はあるわけですね。
しかし記事の冒頭にあるとおり、アメリカのスポーツ放送配信における「ゲームチェンジャー」と見做される新会社が無事立ち上がれば、やはり大ごとです。


日本では、DAZN日本のような、コンテンツ減らすけど値上げしまっせ、という外資の横暴、というか見苦しい様が不評を買い、ABEMAも好カードとは言い難い試合ほどお金がかかる、という妙ちくりんなことになっていますが、そのうち苦しい者同士が合併、みたいな話が出てくるものなんでしょうか、ね。
個人的にはボクシングだけうまいことまとめてくれたら...と思わんでもないですが、それは虫が良すぎますか(笑)。




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満票でMVP/再起戦、即決定戦/ライブ配信は未定

2024-02-03 07:01:53 | 井上尚弥

昨日は夜になって、辛いニュースが入ってきましたが、それ以外にも細かい話題には事欠かないというか、ちょっとした話なら色々あるボクシング界です。
しかし、メジャーなところの話(那須川WBA7位とか、シャクール引退表明とか)は置いといて、話題あれこれ。



井上尚弥、またもMVP。日本の枠内では、もう比べる者もないということか、満票です。





しかし、もはや具志堅用高以上のチャンピオンではないかと思う寺地拳四朗や、ベガスで倒してKOアワードを複数獲った中谷潤人がいながらにしての満票というのは、もう尋常では無いですね。いやはや。
しかしこのビートの記事、アルファベット付けずに「世界Sバンタム級チャンピオン」と書いてあるのが気持ちいいですね。


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この週末はU-NEXTのダイナミックグローブ、及び英国ライトヘビー級無敗対決ブアツィvsアゼーズ、DAZNでは曰く付きになってしまったコナー・ベンの試合など、ライブ配信が重なります。
アンダー含め全部チェック出来るかというと難しそうですが、なんとか見るとして。

今日のU-NEXTダイナミックグローブは、小林豪己vs金谷勇利のWBOアジアパシフィック、ミニマム級王座決定戦がメインです。





なんでも同じ高校の先輩後輩、しかも一学年しか違わないと。これはなかなか...勝負の世界は厳しいものです。
前回敗れたジェイク・アンパロが、タイトルを即返上し、IBFのイリミネーターに出て負けている、という状況で、雪辱の機会もないまま、再起戦、即王座決定戦に出るというのは、内心忸怩たる、という想像もしますが、小林豪己にとっては失地回復のために、絶対に負けられない一戦です。
そして、穴口一輝にも勝利を捧げたいところでしょう。昨日の今日で、辛いことですが。

アンダーに入っていた、那須川天心、増田陸と並ぶ帝拳バンタム級三羽烏(←昭和の表現)矢代博斗の試合は、矢代が負傷のため欠場、中止。
これは残念です。楽しみだったんですが。


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日本時間3月3日、ニューヨークはベローナでのIBFフェザー級タイトルマッチ、阿部麗也の世界挑戦ですが、WOWOWエキサイトマッチの放送配信予定には、今のところ3月4日月曜日の録画放送予定だけが記載されています。
オンデマンドの欄は空いたまま。
現在、ライブ配信のための最終調整中、と...見て良いのでしょうか。何しろ期待しておりますです、ハイ。

ところでテオフィモ・ロペスとジャメイン・オルティス戦の方は、ライブ配信予定は無いんですかね。うーん。


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※先ほど、一度アップした記事は、私の重大な勘違いがありまして、削除しました。
一見して、違う選手の写真かと思っていたんですが、よく見たら...(汗)
大変失礼しました。



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指名挑戦者として扱う、が基本 井上尚弥WOWOW出演、ネリー戦を語る

2024-01-30 00:05:07 | 井上尚弥




先日、ESPNからの情報で、海外報道があったように、もはや発表されたも同然の、井上尚弥vsルイス・ネリー戦ですが、井上本人がWOWOW出演に際し、コメントした記事がたくさん出ています。


こちらはネリーの、過去の悪行について触れたもの。

基本的に、WBCの挑戦者決定戦を勝ってきた選手だから受ける、というスタンス。
しかし「相手の出方」が違うなら、という含みも持たせています。

まあ、試合をやる情勢である以上、こういう言い方になるのでしょうが、井上は相手の程度の低さに付き合うつもりはない、というプライドを示す一方で、我々ファンの心情にも心配りをしている、というところですね。
この辺は冷静で、大人だなあと感じます。
私なんかは感情的になって、他の相手と試合したらいい、WBCがごちゃごちゃ言うてきたら、グリーンベルトだけ突っ返してしまえ、あいつら、それが一番困るんやし...と思うのですが。


あと、ドーピング検査なども厳しくやってほしいと語ったようです。これは当然です。
さらに言うなら、代理選手になることが可能な選手を、アンダーで入れてほしい。
大橋会長、ジムの他の選手のタイトルマッチも大事でしょうが、こちらも本当に大事なことです。是非に、とお願いしたいです。


これらの調整に加え、JBCに対する処分解除申請があちらから出ていない、というところで、まだ正式発表に至らず、時間がかかっているのでは、という記事も少し前に見ました。
要は頭下げて来い、というところなんでしょうけど、多分あちら側は意味わかんない、という感じなんでしょうね。
大きなビジネスになる試合だからやる、それだけのことだろうに、何を言っているんだ?みたいな。腹の立つ話ですが...。
しかし、実際それも一面の真実ではあります。JBCの面子なんて...まあ、言うだけ心が渇きますから、もう止めときますが。


あと、試合の場所と期日に関しても、井上本人がかなり具体的なコメントをしています。
そうなんですよ、平日は大変なんです...。


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シュガー・レイの名誉も手に 井上尚弥、全米記者協会のMVP

2024-01-20 00:00:20 | 井上尚弥


少し前にも取り上げた、井上尚弥の各MVP受賞の話題ですが、リングマガジン、ファイター・オブ・ザ・イヤーでとどめかと思ったら、全米ボクシング記者協会のMVP、「シュガー・レイ・ロビンソン賞」まで受賞した、とのことです。





杉浦大介記者もその一員であるという記者協会ですが、こちらの記事で杉浦記者が語るところによると、当然記者の人数も多く、100人に近い記者が投票しての選出ですから、これもリング誌や他の媒体とはまた違った意味で価値あり、です。

リング誌や他の媒体の「受賞式」のようなものが、いつどこで行われるのか行われないのかよく知りませんが、この賞に関しては記事にあるとおり、6月頃、ニューヨークで、というのが恒例なのだそうです。
次の試合が噂の通りの時期に行われるなら、是非勝ってもらって、休養期間中にニューヨーク訪問という運びになれば最高ですね。



しかし、日本人ボクサーが初代、オリジンのシュガー・レイの名を冠した賞を...いやはや、本当に凄いことです。
もう、長きに渡りその強さをリングの上で証明し続け、倦むこともなく翳りも見せず、ボクシングへの献身を重ねてきた井上尚弥の偉大が、遂にこうして、軽量級であり、アジアの選手であるという壁を乗り越えて、世界的に認められた。
もちろん彼の未来はまだまだ、洋々たるものがあると信じますが、それでも昨年は、彼のキャリアにとってひとつの大きなハイライトとなったことでしょう。

今後、このような名誉に浴するボクサーが日本から出ることがあるかどうか...もちろん、いずれあると信じたいですが、なかなか難しいだろうなあ、と。
改めて、このボクサーが生きる時代に居合わせたことを、幸福に思います。



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快挙なる! 井上尚弥、日本初のリング誌最優秀選手に

2024-01-07 00:08:16 | 井上尚弥


昨日発表ありました。井上尚弥、リングマガジンの FIGHTER OF THE YEAR 受賞です。






先日、ESPNのMVP受賞の際にブログで取り上げましたが、実はトップランクの試合を放送しているESPNの受賞はあっても、リング誌の方は難しいかもしれない、と思ったから、でした。
米国のボクシング批評において最も権威を認められるリング誌の各賞、その決定を担う投票権を持つ委員の中には、やはりアジア、そして日本人ボクサーに対する拒否反応、過小評価が根強く残っているのでは、と。

そこそこの好選手であれば、言えば上から目線で褒めることには抵抗ないにせよ、このレベルまで上がってくると、逆に謂われなき、というレベルの批判や、上位ではあっても最高ではない、と言いたいがための理屈をひねり出してくる者が、必ずいる。
それはフロイド・メイウェザーやロイ・ジョーンズのような往年のグレートの意見を借りる形で、記事になったりもしているようです。
かつては名選手だったが、コメンタリーや批評家としては別に偉大ではない者の言葉でも、影響力は馬鹿になりません。
また、こちらも老舗、英国ボクシングニュースではテレンス・クロフォードがMVP、井上は2位だったようです。


しかし、結果は昨年、1試合しかしていないクロフォードを、二戦連続でダブルタイトルホルダーをKOするという、おそらく他に類例無き実績を残した井上が(僅かに、でしょうが)上回った。それがリング誌の決定でした。
やはり、昔日からアジアを含め、よりワールドワイドな啓蒙活動を行ってきたリング誌の伝統が、マニー・パッキャオに次ぐアジアから二人目、そして日本初の受賞者を出すに至った要因、なのかもしれません。



日本ボクシングの歴史において、この賞を獲った選手はいなかったし、そもそも獲れそうになった選手も、ひとりもいなかった、と思います。
私がボクシングファンになった頃、この賞を日本のボクサーが獲れる日が来るとは、想像してみたこともありませんでした。

初めて現実的にその想像をしたのは、2014年12月30日。東京体育館に、観戦に行ったその日だったと思います。
あまりに予想外の圧勝に、喜びも通り越して唖然呆然、という試合を見終えたあと、思ったものです。

遂に現れた。リング誌、FIGHTER OF THE YEAR を獲るかもしれないボクサーが、この国に。

そして、その時初めて見た夢が、遂に実現しました。


昨今のスポーツ界には、野球の野茂英雄、イチローに続き、大谷翔平のような、昔日の遠い夢を現実に変える、破天荒なスーパースターが現れています。
日本人がメジャーリーグのホームラン王になるとは、リング誌のMVP同様、想像したことすらありませんでした。
その他のスポーツでも、国際的な活躍をする多くの選手が居ますし、格闘技、という括りなら、やっぱり吉成名高の業績は、驚愕そのものです。

しかし、やはり私にとってはボクシングが何より大事です。そして井上尚弥です。


元々、暗雲漂う世界にあって、年明け早々から凶報相次ぎ、時代はますます厳しくなっていくように思えてなりません。
しかし、井上尚弥の周辺だけは、世界が光り輝いているかのように思えます。

改めて、井上尚弥の快挙を称えます。おめでとう!
そして、ありがとう、と言いたい気持ちでもありますね。



コメント (2)
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