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テレパシー少女 蘭 第2話「蘭、走る! ~ねらわれた街~」

2008年06月28日 | アニメ・深夜 NHK シムーン感想その他
感想を書き終えてから、名波さんに触れてないことに気が付いた。
なんてことだ、あの娘がいなくても話が成立してる。
ていうか、「黒い名波さんを救う話」というより「磯崎さんが黒くなる話」にしか見えないのはどうしたものか。

■テレパシー少女 蘭 第2話「蘭、走る! ~ねらわれた街~」

嵐の超能力大戦から1週間。
劇中では時間経過せず、あの惨劇からの続きです。
突然始まった超能力バトルに対し、クラスメイトのとった対処法はスルーでした。

先生:
 「…じゃ、テストを始めます」

この先生は大物だ。
まぁリアル社会でも、犯罪を見てみぬ振りする悲しい事件も起こってます。
非日常に遭遇したとき、「見なかったことにする」のはかなりリアリティのある反応です。

うやむやの内に始まったテスト。殺意あふれる磯崎さんも、そっちに集中しなおします。
超常能力に目覚めても、大人しくテストを受けてる彼女がちょっとシュール。
でも超絶直感でもって、テストはあっさり満点とりました。

クラスメイト:
 (…うそつき。勉強していないって言ったくせに)
 (あんなに大声でクラス中に言わなくても)

おかげで同級生から憎まれてしまいました。
そりゃそうです。
一生懸命、勉強したその横で、適当に満点取られては泣くしかありません。

クラスメイト:
 (…気味が悪い)
磯崎さん:
 「!!」

目覚めた能力は止まることなく。周囲の声を拾いまくりです。
普通、いきなり転校生を奇声とともに殴り倒したら反感を買うのは当然ではありますが。
クラスメイトの腹の底の悪意に、純な磯崎さんは大ショック。

どうしたら公式トップ絵みたいな「お手々つないでにっこり」な状況になるのかと思ってましたが、磯崎さんがダークサイドに落ちるんですね。
爽やかな顔して笑ってますけど、名波さんと一緒に果てしなくどす黒いこと考えてるんだ。
なんて恐ろしい。化け物め。

しくしく悲しむ磯崎さんでしたが、頼れる彼氏に事情をそれとなく告白。
無闇に理解力のある彼は、あっさりと受け入れてくれました。
それどころか…

 

磯崎さん:
 (…なんでだろう。留衣の声は聞こえない)
 (他の人と違う)

まずい。こいつがラスボスだ。
アンチテレパス能力をもってやがる。
その彼が謎の失踪(多分、罠だと思う)を遂げたところで、次回へ。


(左画像)
テレパシー少女「蘭」 1 ねらわれた街 前編 (1) (シリウスコミックス)

(右画像)
テレパシー少女 蘭 ドラマCD


「再放送はしない」などといいつつ、いきなり第1話を再放送してくれたNHK様が可愛いです。
で、次の再放送はいつなのでしょう。にやにやにや。
せっかく作ったものはきっちり使いまわす、そんなNHK様が好き。


【追記】
「展開が早すぎる」という感想をちらほら見かけました。
個人的には、この辺の「超能力ゆえの悩み」とか「周囲の反感と理解」は「やっとかないと不自然だからまずい」けど、使い古されたネタなんで鬱陶しい類の話だと思う。要するにノルマ。
この駆け足展開は、「とりあえずこれでノルマは達成した!これで面倒くさいことを気にせずに、やりたいことをやれる!」というノリだと前向きに受け取りたい。

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