穴にハマったアリスたち

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夢が叶う日まで 君の微笑みは勇気になる

2007年05月28日 | 王様の耳はロバの耳
【この記事は1週間前の月曜日を思い出して書いたものです】

私は自他共に認める引きこもりです。
何もしなくても、お外に出てるだけで生命点と精神点がガリガリ削られていきます。
人の基本ステータスは毒。RPGは所詮フィクションに過ぎなかった。

そんなわけで、毎日外出するときは「あと何秒外に出てられるか」をちゃんと悩んでからにしてる私ですが、このたび上司から酷いことを言われました。

上司:
 「戯れに1週間ほど出張に行きなさい」

これは酷すぎます。1週間も家に帰れなかったら命が危ないです。
深海に潜って息継ぎなしで貝を食べ続けるようなもの。
やったことないけど、それは死んでしまう。

けれど悲しいかな、逆らうこともできず。
人は働かないとご飯が食べられません。
お外に出続けるのは生命の危機ですが、ご飯が食べられなくなったらリアルに餓死です。

かくして上司の気まぐれで、1週間ほど出張に行く羽目に。
しくしく泣きながら荷造りして、いざ出発。
ゆらりゆられて空の旅、たどり着いたのは、私が畏怖してやまない あの娘の生まれ故郷でした。



 


 …。

 ……。

 ………。

 …………!!



 

ロズマリ:
 「想像もしてなかったでしょう?このお人よしがっ!!」


ひぃぃぃぃぃぃぃぃっっっ!?

確かに全く想像もしてませんでした。
まさかこんな危険な場所に仕事で行く日が来るなんて。
なんて甘い危機管理能力だったのだろう…。

あまりの恐怖に、道行くあの娘がみんなローズマリーに見えます。
嫌だ。怖い。よりにもよって、こんな所で働きたくない。
生きて帰れる気が全くしないまま、今日はホテルに駆け込んでガタガタ震えながら一夜を過ごしました。
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