穴にハマったアリスたち

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一言感想:週刊少年サンデー 「ナイトメアパラダイス」

2009年01月28日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■絶対可憐チルドレン 160th sense.「パンドラ・リターンズ(3)」

チルドレンの皆さまって、自分たちの未来を知らないんでしたっけ?
まぁ知ってたら行動が大きく変わるというか、悪用して悪さしそうです。
三宮さんとか特に。

暴走した三宮さんの悪行により、パティお嬢さんの超常能力も暴走。
結果、どことも知れぬところにランダムテレポートしてしまいました。
果たしてここはどこなのか。ちゃんと無事に生還できるのか。
そんなことより何よりも、仲良しこよしで意識失ってる二人の娘さんが可愛いです。
意識を失ってればこんなに天使のようだというのに…。

冒頭のサプリメント。三宮さんのご両親はとても良い方ですね。
サイコメトラー殺しの必殺技「思ってることを全部口に出す」と「ツンデレ」を標準装備。
こうして三宮さんも歪んだんだ。

■金剛番長 60撃目「暗雲たちこめる」

僕の考えた番長大募集 第3回発表!

 扉番長
 バックトゥザ番長
 回転番長 etc

「番長」をなんだと思ってるんだ。
特に扉番長がいいんですね。扉担いでるだけの変質者。
何がやりたいんだろうこの番長は。

しかしこうやって読者募集の案を見ても、作者さんのアイデアには及んでない。
どんな脳構造してるんだ鈴木さんは。
あと「ひょいパクひょいパク」がとても懐かしくて和みました。

■月光条例 第11条[おむすびころりん]2 すっとんとん

狂った「おむすびころりん」の『おむすび』VS自衛隊。
気がつけば、人類とお伽噺の全面対決の状況に。
おむすび相手に近代兵器で立ち向かう自衛隊の人、格好いい。

■魔王 JUVENILE REMIX 第78話「友達」

犬養さんから放り出された安藤弟さん、彼の前に非合法会社「令嬢」の社員さんが再び現れました。

令嬢さん:
 「お金ってね、あんたが思ってるよりもずっと力があるの」
 「うちの会社に命令する権利も、優しさも人の命も全部買える」

そんな令嬢さんを弟さんは責める。
なんで無関係の島さんにあんな酷いことを…。
何せ本当に完全なとばっちりで拷問されたし、なんてことしてくれたんだこの人ら。

令嬢さん:
 「爪は剥いでもまた生えてくるじゃない」
 「拷問の方法としては人道的よ」
 「あの三人の好きにさせたら、人間なんてあっという間に原型なくなっちゃうわよ」
 「好きなんですって、ああいうのが。悪趣味よねえ。あはは」

根本から性根の違い過ぎる彼女らに、弟さんも言葉がない。
そこに当の島さんから電話がかかってきました。
空気だというのに、うっかり漫画版にもでしゃばったばっかりに酷い目に逢いました。

島さん:
 「俺、マスターの事件には無関係ってわかったから解放してくれるってさ」
 「もしかして安藤…グラスホッパーと何かあったのか」
 「ごめん…俺、何も気づけなくて…バカすぎだ…」
 「俺、あいつの友達だったのに…」

友人の安藤兄が命を賭けてグラスホッパーと対峙してた時、自分は無頓着に熱狂してた。それが悔やんでも悔やみきれない。
嗚呼、島さん良い人だ。
状況を全く理解せずグラスホッパーに流されまくりだったけど、決して本気で馬鹿な人じゃなかった。

島さん:
 「今度、安藤がなんであんなことになっちまったのか全部教えてくれよ」
 「知っときてぇよ、俺も」
 「次に会うのは学校かな?俺の方からお前の教室に行くよ」

弟さんと島さんのタッグ結成。
ただの端役のはずなのに、随分といいポジションに収まったなぁ…。
拷問された指は痛いけど、その痛みを恨むことなく、亡き友に想いを馳せる彼は本当に良い人だ。

島さん:
 「じゃあまたな。潤也」

そういって電話を切る島さん。
その前には「令嬢」の拷問好きの三人組。
島さんは、解放なんてされてなかった。

それから一週間。島さんは行方不明のまま。

毎回大須賀さんにはやられてる気がしますが、今回も意表を突かれすぎました。
ちょっと待ってくれ。何故に島さんがこんなことに。
単なるアホキャラだったはずが、こんなに関わってくるなんて。

そしてますます弟さんの狂気が加速する。
「10%の確率勝負に100%で勝利する」能力を持つ弟さんの、金銭力に任せた報復が始まる。
ていうか、そんな能力云々以前に、弟さん自体が怖すぎる。
次回予告に「怒れる潤也が一線を越える」なんて書かれちゃってますよ。
もうこの漫画に、ハッピーエンドはない。

…島さんは安藤兄の最期の武器が、彼の名言「巨乳大好き」だったと知ったら喜んだろうに。それだけが心残りです。
コメント (2)
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