穴にハマったアリスたち

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我が家にジャンヌがやってきた。PSPを担いでやってきた

2006年11月23日 | アニメ、ゲーム・全般
PSPを買いました。
お目当ては戦略シミュレーション「ジャンヌ・ダルク」。
さあ、とりあえずお約束は手早く済ませておこう!

【ゲームタイトル「ジャンヌ・ダルク」】
 ジャンヌ・ダルクと呼ばれたジャンヌは存在しません。
 (ジャンヌ関連の決まり文句)

 当時の人たちは「ジャンヌ」もしくは「ラピュセル」と呼称しており、
 「ジャンヌ・ダルク」はナポレオン時代についた誤った名称です。
 一応、「父親が『ジャック・ダルク』だったから」、というのが理由なのですが、
 ジャンヌの育った地方では成人するまで名字を名乗らない慣習だった上、
 女性は母方の姓を受け継ぐのが普通でした。

 そんなわけで、「ジャンヌ・ダルク」という呼び名は二重に間違ってる。
 どうしても名字付きで呼びたいなら、ジャンヌ・ロメと呼びましょう。

【男言葉を話すジャンヌ姐さん】
 実際のジャンヌは「必要があったから」男装していただけで、別段そちらの属性持ちではありません。
 もちろん男装癖があるわけでもないので、戦場以外では普通に女物の服を着てましたし、割とお洒落好きだったそうな。

【襲撃に合う村】
 ドンレミ村は実際に襲撃にあってますが、それとジャンヌの啓示はまったく別のタイミング。
 ちなみに「村はずれの教会」は実在します。

【敵はイギリスだ!】
 百年戦争はイギリスVSフランスの戦いではないです。
 当時は「国」の概念がないので(それが生まれるのは19世紀から)、
 そもそも「フランス国」「イギリス国」の発想がありません。
 
 それに、ジャンヌが登場した頃には、(今の感覚で言う)フランス貴族も多数、イングランド側についてましたし。
 元々、イギリス国王はフランスの一領主でもあるので、
 強いて言うなら内乱に近い性質の、お家騒動的な戦いでした。

【プレートメイルだ!】
 この時代にそんな重武装の兵装はない。

【金髪碧眼ジャンヌ姐さん】
 記録によれば茶髪茶眼。

【変身ヒロイン ジャンヌ姐さん】
 変身しません。


以上、突っ込みどころをとりあえず消化。
勿論、スタッフさんは、全て分かった上で悪ノリしてる気がするので、
ケラケラ笑って喜びながらプレイしてみてる。

後はゲーム開始1時間で思ったことを適当に。

【復権裁判の娘?】
 ジャンヌの幼馴染設定のリアンさん、初めて遭遇した魔物に対して一言。

 リアン姐さん:
  「ジャンヌ、逃げなきゃ…」

  (戦闘開始)
 
  [リアン]
   初期装備:棒きれ

 つったかたったったー(敵の背後に軽やかに回りこみ)
 がつん!(後頭部を強打)
 リアン、レベルアップ!

  (戦闘終了)

 リアン姐さん:
  「ジャンヌすごいよ!剣なんか扱えたの?」

 棒切れで渡り歩いてるお前の方が凄いわ。

【このゲームに期待すること】
 ジャンヌネタなら当然期待するのは、
 パリ城壁の戦い~コンピエーニュの戦い~異端審問~処刑のところ。
 ジャンヌが真に面白いのは、やっぱりその部分だと思う。

 ところで、よくジャンヌ(や聖人、聖女)ネタで、

  処刑や悲劇、悲惨な状況に陥る
 →「なぜ神は助けてくれないのか」
 →「神なんていない」

 …のような展開を見かけますが、ことキリスト教に限っては、
 そんな安直な話にはとうの昔に回答を提示しています。
 まがりなりにも敬虔な信者なら、間違ってもそんな馬鹿なことは思いません。
 (まぁ、そういう展開の方が安易にウケは取れるんでしょうけど)

 この辺をどういう風に演出するかが、このゲームの一番の見所だと期待してます。
コメント
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