Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ガールズバンド@スイングホール

2016-03-07 23:04:19 | 音楽
   
    (画像は武蔵野文化事業団のHPからお借りしています)
友人と土曜日の午後、フィンランドの民族楽器「カンテレ」が聴けると言うので、武蔵境のスイング・ホールに『カルデミンミット ~フィンランド伝統音楽の午後~』を聴きにいった。
カルデミンミットはフィンランドから来日したフォーク・ミュージック・グループで、メンバーはアンナ・ヴェゲリウス、ユッタ・ラーメル、レーニ・ヴェゲリウス、マイヤ・ポケラの4人、メンバー全員がカンテレ奏者であり歌手である。
画像の中で2人のメンバーが抱えているのがカンテレで、Wikiによれば
「カンテレ (kantele) はフィンランドの民族楽器の一つで、ツィター属に属する撥弦楽器の一種である。フィンランドの国民的叙事詩であるカレワラの中で、老賢者ワイナミョイネンがカンテレを開発したことになっているため、フィンランドでは民族意識の象徴として扱われることも多い。5弦から40弦まで、用途に応じ、異なる数の弦が張られた楽器を使い分ける。なお、カンテレの外見は様々であるが、一部範疇の弦数の場合の形状は他の諸外国の楽器に近似する場合(持ち運び出来る大きさで弦数の多い物は例えば日本の琴に似る場合がある等)がある。」とある。

このカンテレ、本来の音はかなり小さく、そして繊細な響きがする魅力的な楽器なのだろうと思う。(実際、本来の響きが少しだけ聴けた瞬間もあったのだから)
「フィンランド伝統音楽」というより、ポップスを聴いている感じ。PAを使用しての演奏なのだが、その音色はまるでエレキギター、ビッグ・カンテレは、ずんずんと低音が響いてこれまたベース・ギターのよう。奏法も時にコードを演奏するサイド・ギター。
歌われる言語の語感と4人の声の重なり方は面白いと思ったが、私は公演全体を通して想像していた音楽とのギャップを埋められず、欲求不満と消化不良感が残った。
今日はフィンランドのガールズバンド聴いちゃったね~、と友人と語り合いながら会場を後にした。
コメント
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