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Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ペネロピ/PENELOPE

2008-06-21 00:03:53 | 映画 は行
                *公式サイト
2006年/イギリス/101分
監督:マーク・パランスキー
出演:クリスティーナ・リッチ、ジェームズ・マカヴォイ、キャサリン・オハラ 、リチャード・E・グラント、リース・ウィザースプーン
                豚の鼻を持って
                      生まれてきた私は
                   夢見ていた・・・
              恋することを。

『新所沢パルコ開館25周年記念スペシャルセレクション』と題してLet'sシネパークでは一週間ずつの限定上映ではあるけれど、5月17日から興味深い作品を公開していた。そのラインアップは「人のセックスを笑うな」「マリア・カラス最後の恋」「潜水服は蝶の夢を見る」「ペネロピ」「ヒトラーの贋札」だった。こんな風に一挙にたとえ一週間限定とはいえ上映してくれるというのは、素敵だ

というわけで観たのは、先祖にかけられた魔女の呪いのため「豚の鼻」を持って生まれてきた名家・ウィルハーン家の娘ペネロピのお話。
お伽噺のふんわりした世界を味わわせながら、でもキッと一本筋の入った明確な主張が感じられて・・・
豚鼻のペネロピは、違和感なくて、それどころか可愛かったなあ。でも、やっぱり人間の鼻に戻った時には、ああ今までは豚鼻だったのね!と思わされたけれど。
彼女を世間の好奇の目から守る為に屋敷の中だけで育て、その呪いを解くために彼女のお見合いに奔走するという親の愛情、歪んでいると思うけれど、そして彼女に対する過干渉が滑稽に見えてしまうけれど、その気持ちは想像できる。だからこそ、そこから飛び出し自分の足で歩いていこうとするペネロピの思いに共感し、その前向きな姿を応援していた。
そして、ペネロピのクリスティーナ・リッチの魅力は勿論だけれど、マックスを演じたジェームズ・マカヴォイ!・・・あのタムナスさんが、「つぐない」のロビーが、今度はマックス~(本棚にあった笛を「ほ~」と吹いた時には、おっ、タムナスさん!)青い瞳が強く印象に残りましたわ~!
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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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そうですね (tomotubby)
2008-06-21 07:05:08
わりとへヴィーなテーマなのに、そういうのを感じさせないでくれているのは、ジェームズ・マカヴォイのキャスティングと演技に因るところが大きいなぁ。と思います。最近のお気に入りです。
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tomotubbyさま! (rubicone)
2008-06-22 23:38:32
ほんとに、このキャスティングはよかったですよね~!私は、あまりペネロピの豚鼻は違和感なかったので、新聞に描かれた「もの凄い」似顔絵には「え?これがぁ?」と思ってしまいました(笑)
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楽しかったですねぇ~! (紫の上)
2008-07-01 15:35:36
おとぎ話なのに、一本筋の通ったメーセージがあって、これが甘すぎない作りになっていたと思いました。
どちらかというと童顔なクリスティーナ・リッチだからこそ、このヒロインのペネロピにぴったりで、豚鼻も嫌さが感じられなかったのでしょうねぇ~!
ジェームス・マカヴォイ、「つぐない」のロビーよりももう少し若くて可愛かった!

私はこの特別上映で「マリア・カラス最後の恋」も見たけど、平凡な感じでした。前に封切られた「永遠のマリア・カラス」にはお呼びもつかなかったです(^^;

でも、こういうミニシアター系の作品を上映してくれるのは嬉しいですよねぇ~!
もっともっと企画を立てて欲しいです
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紫の上さま~☆ (rubicone)
2008-07-03 23:01:05
クリスティーナ・リッチが豚鼻のお姫様?なんて観る前は想像できなかったんだけれど、なんとも自然なお姫様でしたね~。なんだか、豚鼻が可愛く見えちゃって仕方なかったです
マカヴォイくんは「ああ~、それでぇ!」「なるほど、そうだったのね!」と・・・いや素敵でした!!
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