Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

BIUTIFUL/ビューティフル

2011-09-07 22:57:45 | 映画 は行
             
原題:Biutiful
2010年/スペイン・メキシコ/ 148分
監督・原案:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演: キャスト: ハビエル・バルデム、マリセル・アルバレス、ハナ・ボウチャイブ、ギレルモ・エストレラ、エドゥアルド・フェルナンデス、ディアリァトゥ・ダフ、チェン・ツァイシェン、ルオ・チン、ルーベン・オカンディアノ
ストーリー:スペインのバルセロナに暮らす男・ウスバルは、妻・マランブラと別れ、男手一つで二人の子どもを育てていた。彼はアフリカ系や中国系の不法移民たちへの仕事の口利きや、警察への仲介などで収入を得ている。ある日、彼は病院で自分が末期ガンで、余命二ヶ月の宣告を受ける。しかし、そのことは誰にも告げず、子どもたちに少しでも金を残そうとしていた。マランブラとも再び同居を始め、彼は死の準備を整えようとするのだが…。~goo映画より

これは絶対に観たいと思っていたのだが、ようやく吉祥寺のバウスシアターで観ることができた。
重いというのは覚悟していたのだが、その重さもさることながら、切なさ(そんな一言では表せないのだが)に胸が詰まった。死期が迫った時、人間はどう生きるか、そしてどう死んでいくのかという問いに対して、ではここでウスバルはどう生きたのか、どう死んでいったのか、と。彼は生き抜くのだ、家族のために、抱えている山積みの問題をなんとか整理するために、奔走する。とにかくウスバルを演じるハビエル・バルデムを始めとして彼の二人の子ども、別れた妻、不法移民の人々etc.etc.といった全ての登場人物が素晴らしい。
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2 コメント

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 (とらねこ)
2011-09-11 03:03:01
こんばんは。
これは重かったですね。どっしり来ました。
他人から見ればダメ人間に見えてしまうウスバルを、本当は心の美しい人として描いていたところが好きでした。
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とこらねこさま! (rubicone)
2011-09-12 23:33:31
こんばんは!コメントありがとうございます。
観ている間も、観終わってからもどんと思い作品でした。私は「生きる」を観ていないので、そのうち観てみようと思いました。
最初の雪の林の中が最後に「ああ!」とわかって、なんだかすごく納得してました。
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