Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ユリイカ~特集:ラフマニノフ~

2010-05-31 23:49:23 | 音楽
                 
ラフマニノフの特集号があったから読んでみる?と貸してもらった『ユリイカ』。この雑誌を手に取るのは久しぶり。書店でもかなり大きなところでないと、なかなかお目にかかれない気がするのだが・・・。本を貸してくれた友人もこれを見つけた書店はかなり広範な書籍を扱っているところだったと言っていた。『ユリイカ』が懐かしく、この特集号は2008年5月号だったので近刊を検索したり、手元にある古いユリイカを棚から引っ張り出してぱらぱら眺めたりした。

さてこの『ユリイカ~特集:ラフマニノフ~』、表紙には[作品解説]ラフマニノフ主要作品解説、[名盤紹介]ラフマニノフの名盤紹介、[図版構成]私の愛する手・・・ラフマニノフの肖像、とありそれを見ただけで興味をそそられる。
そして目次を繰ると更に細かく「巨匠がみた巨人」「主要作品解説」ピアノ曲/協奏曲、オペラ・声楽作品、交響曲、聖歌「図版解説:私の愛する手」「変貌と再検討」「ラフマニノフの基層」「ラフマニノフに出会う」「名盤紹介」「年譜」と、まさに四方八方から彼に光を当て彼を語っている。そこでは作品の分析、作曲者の分析、弾く立場、映像化されたラフマニノフetc.etc.と多岐にわたって明らかにされているのだ。
これは私にとって作曲家、大きな手を持つピアニストという貧相なイメージしかなかったラフマニノフについて多くのことを知ることができた貴重な一冊となった。読み終わってそこで語られていたことが何かのヒントとして、ある時ふと「あっ!」と思うことがあるかもしれないが、でもあってもなくても、実のとこ、そんなことはどうでもいいのだ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アリス・イン・ワンダーランド | トップ | ♪音楽会のお知らせ♪ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿