Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ミス・ポター/MISS POTTER

2007-09-17 00:20:19 | 映画 ま行
              *公式サイト
2006年/アメリカ/93分
監督:クリス・ヌーナン
出演:レニー・ゼルウィガー、ユアン・マクレガー、エミリー・ワトソン、ビル・パターソン、バーバラ・フリン

観終わってしみじみとした思いに満たされ、ミス・ポターの生きる姿勢に、一人の人間として、また女性として心打たれる

あの悪戯ウサギ、ピーター・ラビットを生み出した作者のビアトリクス・ポターを描くこの作品。1902年当時の封建的な空気の中で結婚せずに自分の才能を信じ、子どもの頃から親しんだ動物達を描きお話を紡ぎ出していくビアトリクスの姿は、しなやかで上品、凛としていて清々しい。自身の才能で運命を切り開いていく彼女だが、それが自然でちっとも力みがないところが、何とも魅力的でしかも可愛らしい。彼女は真に自由で自立した健全な魂の持ち主だったのだと思われた。

両親から身分違いだと反対された彼女と編集者のノーマン・ウォーンとの恋も、その愛を信じているからこそ貫き通す。結局、婚約するが思いがけないノーマンの急死によって二人の愛は幕を閉じられてしまう・・
その後、彼女は愛してやまない湖水地方に移り住みその自然を守るために活動を続けていく。それも、やはり自然体で・・。

イングランド・湖水地方の美しい景色を楽しみ、ピーター・ラビットなど彼女の絵本のおなじみの登場人(動)物たちが共演しているのを見られるのも映画ならでは・・ほんわか嬉しい。

*Wikipedia:ナショナル・トラスト
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4 コメント

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youkoさま、 (rubicone)
2007-09-18 00:00:44
ほんとに自然にピーターたちが登場するので、きっとお気に入られるという予感がいたします!!
ピーターが目をパチパチッとするとこなんて、思わず拍手しちゃうかも~!!です。
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Puffさま、 (rubicone)
2007-09-17 23:55:15
レニーとユアン、素敵な組み合わせでした~!
何というのか、二人の恋がいかにも初々しくって・・・ああ、いいなあって。駅でのシーンは印象的でした。

でも、イギリスで機関車が走るシーンを見ると、しっくり景色と溶け込んでいて今でもこうなんじゃないかしらん、なんて思わされてしまいます。古いものを大事にする国なんだなあって。
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観たいです! (youko)
2007-09-17 23:34:39
息子たちが幼い頃、よく「ピーターラビットのおはあし(おはなし)」とせがまれて読みました。
一番印象に残っているのは、悪いウサギのおはなし。
最後、ひげや尻尾を残して「つるっとした悪いウサギが」ってところ

映画にはピーターラビットも登場なのね。
楽しみです
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ドモドモ-♪ (Puff)
2007-09-17 12:13:45
おおっ、ご覧になられましたねー
この映画、時間的にちょっと観に行けそうにないんですよー
なのでrubiconeさんの感想を読めて嬉しいです。

レニーとユアンもどちらも好きなんです。
読んでいるだけで素敵な二人だったんだなあ、って思いましたよん。
イングランドの風景も美しいし、
何よりラビットたちがちょこりと現れるのが楽しいですね(←この辺りは予告編で少し出て来ました)
DVDが出たら即レンタルしますネ
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