Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

祝!『グーグーだって猫である』

2008-05-13 00:10:49 | 
5月10日付けの朝日新聞朝刊に「第12回手塚治虫文化賞」の受賞作が発表されていました。*記事⇒asahi.com

マンガ大賞=「もやしもん」(講談社)石川雅之氏
新生賞=島田虎之介氏
短編賞=「グーグーだって猫である」(角川書店)大島弓子氏
特別賞=大阪府立国際児童文学館

最近の漫画事情がどうなのか、よっぽどでないと漫画を読まなくなっているのでこの手塚治虫賞もいつもなら、すっと読み飛ばしてしまう記事だったのだけれど・・・という割には、さすが「朝日新聞社主催」1ページ丸ごと使ってます!!その受賞者の中に「大島弓子氏」の名前を見かけたら全然話が別。じっくり読みました。

今回、大島弓子さんは『グーグーだって猫である』で短編賞受賞!!
            
学生時代から折に触れ、読み継いできた彼女の作品群、猫が主人公になったのは「綿の国星」からでしょうか。私はその後の「サバ」のシリーズからの猫の作品を読むと、しみじみとした慈しみとユーモアとで気持ちが満たされ、読み返すたびに新鮮な気分になるのです。
そのサバの死から描き始められたこの「グーグーだって猫である」は、猫は猫の形で登場する、漫画という形態をとった随筆といった趣のある作品。1巻は平成12年、2巻は平成14年、そして3巻は平成19年発行と・・・なんともゆったりしたその発行間隔が、またこの内容とぴったり一致しているよう~ああ~、素敵だぁ!!
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