Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

まほろ駅前多田便利軒

2011-05-02 22:42:46 | 映画 ま行
                
    <お困りごとは アフターケアも 万全の 多田便利軒へ。>
2011年/日本/123分
監督・脚本:大森立嗣
原作:三浦しをん
音楽:岸田繁
出演:瑛太、松田龍平、片岡礼子、鈴木杏、本上まなみ、柄本佑、横山幸汰、梅沢昌代、大森南朋、松尾スズキ、麿赤児、高良健吾、岸部一徳
ストーリー:東京郊外の地方都市“まほろ市“で便利屋を営むバツイチ男・多田のもとに、ある年の正月、高校の同級生・行天が転がり込んでくる。多田の手伝いをするのを条件に行天は彼の家に住み着き始めるが、そんなふたりの店には曲者の依頼人が次々と訪れるのだった。~「ぴあ映画生活」より

久しぶりに邦画を観た。瑛太と松田龍平が便利屋の看板を横にして佇んでいるチラシを見た時から、二人の表情と視線が気になっていた作品だった。
これ以上一言でも多くても、逆に少なくても成り立たないような台詞と、そこにある「間」とが独特の空気を醸し出していて、それを観ている私も自然にその世界に引き込まれていた。一見、世捨て人のように見えてでも決して投げやりでなく生きている多田と、まるでどこかからふいっと舞い降りてきた天使のような、天使というにははなはだひねているのだが私にはそう思えた行天とのコンビが絶妙で、生真面目さとユーモア、緊張と弛緩に翻弄されていた。二人も興味深いが、二人をを巡る登場人物もみんな一癖も二癖もあって面白いのだ。
「多田便利軒」が近くにあったらいいのにな~
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