Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

第38回 狭山市リコーダーコンクール

2015-02-15 22:41:46 | 音楽
狭山市民会館で開催された『第38回 狭山市リコーダーコンクール』を聴きました。
実は今回38回目がこのコンクールの最後になるという話を伺っていたので、その最終回を見たいと18年振りに聴きに出掛けたのでした。
             
38年間このコンクールを運営し支えて下さったのは狭山リコーダー協会、小学校、中学校の先生方、職員方でした。その支えがあったからこそこの狭山市リコーダーコンクールはあり、狭山市の小・中学校ではリコーダー演奏が盛んだったのだと思います。息子がこのコンクールに参加することで、私もリコーダーの魅力に触れたのでした。彼が参加していた時代には1年上にI君という突出した演奏者がいて(その兄弟もその後参加しましたが、素晴らしかった)その演奏には感嘆してました。I君とは東京リコーダーコンテスト、全日本リコーダーコンテストでも一緒になり、その時にも素晴らしい演奏を聴かせてもらってました。
(余談ですがその時代の東京リコーダーコンテスト、全日本リコーダーコンテストでは凄い演奏者がたくさんおり、I君はもとより今日の審査員のお一人のS君、その3年上にはリコーダー奏者として今活躍しているU君もいて、色々な素晴らしい演奏を聴けたことを懐かしく思い返します)
今日は笠松徳次氏、佐藤創氏そして橋本健氏の三人が審査にあたられてましたが、笠松氏、橋本氏はずっとこのコンクールの審査をして下さってました。このお二人に比べるとお若い佐藤氏は、東京・全国コンテストでの素晴らしい演奏を覚えていたので、その彼がこうして狭山のリコーダーコンクールの審査員として招かれていることに時の流れを感じて感慨深いものがありました。
           
上は第15回~20回(平成4年~9年)までのプログラム。
この時代は小学生は一次予選があって本選という形をとって人数を絞っていたのですが、それでも9:20~16:20まで一日中狭山市民会館のホールにリコーダーの音が響いていました。プログラムは独奏から重奏、合奏とあり、またプログラム数も一番多かった時には121と記されています。考えてみれば、息子は一番いい時に参加させていただけたのだと改めて感謝!!
今回は独奏が全体を通して1プログラムもなく二重奏、三重奏、四重奏までで、一般の部で合奏が披露されました。
最初の挨拶の中で最近の小学生は忙しいということ、市内にある小学校で参加校は今4校だけだということ、そして先生も忙しいと伺いましたが、そのためプログラム数も30弱、時間も1:30~3:30の2時間という短さで往時を知っている者としては寂しさを禁じえません。このコンクールが終わりの時を迎えるというのは残念ですが、これも一つの時代の趨勢と言えるのでしょう。
なにはともあれ、今日は狭山市リコーダーコンクールの最終回を聴けてよかったです。
このコンクールを支え運営してきて下さったすべての方々に声を大にして伝えたい•••
38年間ご苦労様でした、そして本当にありがとうございました~と。
                  
すべての演奏が終わった会場。
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2 コメント

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そんな素敵なコンテストがあったとは・・・・ (わん太夫  (^u^))
2015-02-18 10:19:58
敦さんがリコーダー奏者として世界に羽ばたいて行った原点はここだったんですね。

納得 (^_-)-☆


学問ばかりではなく音楽などの情操教育が無ければ、人の事を思いやれない人が増え、つまらない世の中になってしまいますよね
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わん太夫さま! (rubicone)
2015-02-19 23:25:27
こんばんは!コメントありがとうございます
こんなに狭山市ではリコーダーが盛んなのかと、息子が小学生の時にこのコンクールに参加した時に吃驚しました。
それが今年で最後とは残念に思いました。
児童・生徒そして先生方、それぞれが最近ではとてもとても忙しいのだとか・・・。
わん太夫さんが仰られていること、ほんとにそうですよね~。
大丈夫だろうか、この先・・・とつい思ってしまいます。
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