新宿歴史博物館「岩田ガラス新収蔵品展」
住所:新宿区四谷三栄町12-16
会期:2022年4月16日(土)~5月29日(日)
新宿歴史博物館で開催されていた「岩田ガラス新収蔵品展 岩田家三代のガラス芸術」展に最終日5月29日に行くことができた。
チラシによると
『新宿区弁天町に住んでいた岩田藤七、久利の親子は日本のガラス芸術のパイオニアとして知られています。
それまでガラス工芸と呼ぶべきものがなかった日本に、豊かな色と華麗な形のガラスの世界を作り上げました。
当館では新宿ゆかりの芸術家である藤七、久利親子の作品を所蔵し、これまでにも所蔵資料展などで紹介してまいりましたが、令和元年、新))たに岩田ガラスの関係者から、岩田藤七の作品8点、久利の作品10点、久利の妻糸子の作品27点、その他の関連資料合計80点が寄贈されました。
さらに、久利、糸子の長女でガラス造形作家イワタルリの作品も所蔵し、岩田家三代のガラス作品が揃いました。
これらの作品を当館初公開します。』
とあり、この展覧会に寄せる熱い思いが伝わってくる。
岩田藤七(1893~1980)の作品はホワイエの物を含めて17点、
岩田久利(1925~1994)の作品はこちらもホワイエでの展示を含めて15点。
岩田糸子(1922~2008)の作品は18点。
イワタルリ(1951~)の作品はガラスのそろばんと器の2点。
それ以外に岩田ガラス制作製品が15点と岩田久利と長沢節の交友から生まれた長沢節デザインの岩田ガラス包装紙など6点が展示されていた。
各々の作品の放つ圧倒的な力と斬新なデザイン、そして溢れる色にただただ驚嘆させられた。
そして三代に受け継がれてきたガラス芸術の流れをこうして一つの会場で鑑賞できた幸運に興奮した。
実をいうと、イワタルリ氏は連れあいの古くからの友人で彼女の展覧会には彼はいつも足を運んでいるのだが、こうして三代の作品を並べて見たのは初めてのことだったそうである。
この展覧会、一点「イワタルリ氏のガラス そろばん」以外は撮影できたので撮ったものを何枚かのせてみることにする。
<岩田藤七>
<岩田久利>
<岩田糸子>
<イワタルリ>
おまけ:家にあるイワタルリ氏の小さなガラス作品。