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又吉直樹/著
内容(「BOOK」データベースより):売れない芸人の徳永は、天才肌の先輩芸人・神谷と出会い、師と仰ぐ。神谷の伝記を書くことを乞われ、共に過ごす時間が増えるが、やがて二人は別の道を歩むことになる。笑いとは何か、人間とは何かを描ききったデビュー小説。第153回芥川賞受賞作。芥川賞受賞記念エッセイ「芥川龍之介への手紙」を収録。
又吉直樹氏の小説デビュー作であり第153回芥川賞受賞作であるこの本。
芥川賞を受賞直後に受賞作が掲載された『文藝春秋』で読んでいて、興味を惹かれて『東京百景』、『第2図書係補佐』、『夜を乗り越える』と立て続けに読んでいた。
最近、NHKでこの『火花』を10回放映したのを出演者の林遣都、波岡一喜、好井まさお、門脇麦etc.の好演もあり大いに楽しんだ。
同時に苦さ、真摯さ、悲しさとほのかな甘さとがないまぜになった感情を覚えて、これは一冊の本としてもう一度読んでみよう、いや読むべきだと文庫本も出たことだし、と改めてもう一度読んでみた。
最初に読んだ時より、更に繊細さを感じ、切なさとほろ苦さ、そしてそれら全てを包み込む温かな視線を感じて余計切なさが深まった気がした。
彼の本、次に読むのは・・・
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又吉 直樹, 堀本 裕樹/著による『芸人と俳人』です。