Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ファミ・アルカイ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)@所沢MUSE

2016-05-13 22:07:12 | 音楽
         
プログラム:
ガスパール・サンス:マリサパロス、
ガスパール・サンス&アントニオ・マルティン・イ・コル:カナリオス
トバイアス・ヒューム:ヒューム大佐のパヴァン、ガンバの魂
モンシエール・ド・サント=コロンブ:涙
マラン・マレ:おどけ、アラベスク、人間の声、ギター
アントワーヌ・フォルクレ:シャコンヌ「ラモンジスまたはプロセー」
カタルーニャ民謡:「鳥の歌」による変奏曲
ジョー・サトリアーニ:オールウェイズ・ウィズ・ミー、オールウェイズ・ウィズ・ユー
ジミ・ヘンドリックス:パープル・ヘイズ

アンコール:
ガスパール・サンス&アントニオ・マルティン・イ・コル:カナリオス、J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番より サラバンド

ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者:ファミ・アルカイ/Fahmi Alqhaiの演奏会『ア・ピアチェーレ/A piacere:Music for viola da gamba』を所沢MUDSE/キューブホールで聴いた。
演奏者の希望により休憩なしの1時間半ほどのプログラム。
その曲目はトバイアス・ヒューム、モンシエール・ド・サント=コロンブ、マラン・マレ、アントワーヌ・フォルクレ以外の作品はファミ・アルカイ自身の編曲による、という個性的で意欲的なプログラムだった。
出だしから曲が進むにつれてどんどんと楽器が鳴り出し、カザルスのチェロの演奏で有名な「鳥の歌」、そして続くジョー・サトリアーニ(1956-)、そしてジミ・ヘンドリックス(1942-1970)はもうノリノリの演奏~♪ジミヘンをガンバで聴こうとは~
そのノリノリの流れをそのままに受け継いだからだろうか、アンコールの1曲目のカナリオスはプログラムの中で聴いた時より、もっと自由で快活で愉快だった。別の曲のように思えるほどに・・・
従来のガンバのイメージだけではない、それだけに納まらない楽器の可能性を活き活きとした演奏で目の前に表現してみせた、そんな新たなガンバの世界を感じさせる演奏会だった。
コメント
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