Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

埼玉県立近代美術館②

2014-04-26 00:08:53 | 展覧会・建築・器
この日、美術館では他に常設展と『ピカソの陶芸:地中海にはぐくまれて』展とが開催されていました。
せっかくここまではるばる来たのだからと、欲張って『ピカソの陶芸:地中海にはぐくまれて』展も鑑賞しました。(常設展までは手が回りかねました、ま、常設なわけだから、と自分に妙な言い訳をして)
      
会期:2014.4.5 [土] - 5.18 [日]
『ピカソの陶芸:地中海にはぐくまれて』
休館日:月曜日 (5月5日は開館)
開館時間:午前10時~午後5時30分(入場は閉館の30分前まで)
観覧料:一般1000円(800円)、大高生800円(640円)
*日本スペイン交流400周年事業の一環として開催されるこの展覧会は、ピカソの監修によりマドゥーラ工房で原作陶器をもとにエディション(原作陶器をもとに複数作られた作品)として制作された陶芸作品を中心に展示します。また、同時代にピカソが手掛けたリトグラフやリノカットなどの版画作品なども、陶芸作品との関連で紹介します。~チラシより

「女流工芸展」に続きこの展覧会も楽しんできました。エネルギッシュで愉快で面白く、可愛いさに満ちたものもあり・・・一つ一つの作品から発散されるエネルギーの風に吹かれているのは実に気持ちいいのです。また陶器だけでなく、同時代に手がけた版画やポスター、ピカソとフランソワーズ・ジロー、ピカソとジャクリーヌ・ロックとの写真の展示etc.etc.。
「闘牛」と題する26枚組(表紙をのぞく)の作品では、その一枚一枚の躍動感と臨場感と迫力に捕らわれてしまいました。ピカソは闘牛が大好きだった、と説明にありましたが、それを如実に語っているこの一連の作品!。実は前日、スペイン語学校でスペイン語と闘牛の話、闘牛に関する用語が慣用句にどれほど多く用いられているか、という話を聞いたところだったので、この日の展示の中に闘牛に関する作品がずら~っと並べられているのを見た時は、なるほどね~!といたく感心してしまいました。
年代順に展示されているこの展覧会、ピカソの変遷、またその量り知れない多面性・多様性を目の前に見ることができた貴重な機会となりました。やっぱり凄いな~

展覧会会場入口横に置かれていたトーネット社のロッキングチェア。
この展覧会の中に展示されていた写真に同じトーネットのロッキングチェアがあったので、この椅子をここに置いたのかしらん、とちらと思いました。
埼玉県立近代美術館は「椅子の美術館」(しかも座れる)としても有名です。
         
コメント
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