Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ぜんぶ、フィデルのせい

2009-01-17 00:28:34 | 映画 さ行
              
2006年/イタリア・フランス/99分
原題: La Faute à Fidel!
監督・脚本 : ジュリー・ガヴラス
出演 : ニナ・ケルヴェル 、 ジュリー・ドパルデュー 、 ステファノ・アコルシ 、 バンジャマン・フイエ

物語:1968年の五月革命、フランコ独裁政権のスペイン、1970年のアジェンデ大統領の就任によるチリ社会主義政権成立などを背景に、主としてパリにおけるフランスの反体制(共産主義や社会主義)運動に参加する父親と、人工妊娠中絶の権利を求めるフランスのウーマンリブ運動に参加する母親を持った娘の視点から、親との葛藤と自身の成長の過程を描く。題名の「フィデル」は指導者として1959年のキューバ革命で社会主義政権を成立させたキューバ国家元首のフィデル・カストロを指す。(Wikipediaより)

チェ』を観たときにフィデルと呼ばれていたカストロに彼の国ではカストロというより彼のことはフィデルなのだろうかとつらつら思った私。
フィデル?・・・¿Quién es?
ではなく、フィデル=カストロが常識なのか~。
劇場では見逃してしまってDVDで鑑賞したこの作品。何が一番印象に残ったかと言えば、とにかく徹底的に話し合う、いいことも悪いことも、疑問も不満もとにかく口に出してきちんと話すこと。大人も、子どもも、そして大人と子どもも年齢は関係なくお互いが一人の人間としてとことん話し合い、お互いに聞きあっているという姿勢に心惹かれた。
小さい子どもの頃からこれだけ話すことについての訓練を生活の中で自然に重ねているということに感動~、つい我が身を振り返って反省~。
以心伝心は勿論ある、でも話さなければ、口に出さなければ伝わらないことの如何に多いこと!見習わなくっちゃね

激動の時代の中で翻弄されるアンナが、とんがりつつぶつかりつつ、そして気付くと転校した学校で自然に新しい仲間の輪に入っていたラストが温かい
コメント
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