Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展

2005-03-18 23:41:45 | 展覧会・建築・器
昨日、電車の中で「ダイヤのエースを持ついかさま師」にじろっと見られた気がして・・・
国立西洋美術館(上野)で開催されている「ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展」に行った。
(会期は3月8日~5月29日まで)

ジョルジュ・ド・ラ・トゥールGeorges de La Tour
<光と闇の世界>
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール(1593-1652)はフランスの画家。
1915年にドイツの美術史家ヘルマン・フォスによってそれまで全く忘れ去られていた画家であったが現代に呼び戻された。
カタログによると「今回の展覧会は真作(といっても40点しかない)の半数と関連作品を通してこの神秘の画家を紹介するもの」となっている。

最初の部屋に楽器を持つ絵画が多く(真作以外に模作、関連作品も含めて)興味深かった。その当時の楽器とその奏者の状況が直接的に伝わってくる。
アップしたのは「辻音楽師の喧嘩」 J.ポール・ゲッティ美術館所蔵作品に基づく模作。

ぱっと見て5種類の楽器が・・・笛吹きとヴィエル弾き(カタログによる)が殴り合ってるう!!
ひょえー血の気が多い・・な~んてね。

「大工の聖ヨセフ」は真作がルーブルにあるそうだが今回は模作が出品されていた、残念。
でも、光と闇というか夜をいっぱい感じた展覧会だった。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする