Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

イワタルリ展~色彩と造形の器~@柿傳ギャラリー

2024-05-22 22:34:56 | 展覧会・建築・器

5月16日(木)~5月21日(火)まで新宿東口にある「京懐石・柿傳」の地下1階にある柿傳ギャラリーで開催されていた『イワタルリ展~色彩と造形の器~』展に行った。

一歩入り口から入り階段を下りていくと、そこに広がっていたのは都会の喧騒から離れた別世界、異空間。

静かで落ち着いた雰囲気の漂う中で展示された作品を鑑賞できるギャラリーだった。

想像していたよりずっと広い会場で、並べられていた作品も多く、またその種類もぐい飲みや小皿と言った小品からオブジェのような大きな作品まで、繊細なものから大胆で力強いものまで展示されていてまさに色彩と造形を楽しむ展示だった。

ガラスが自在に変化して目の前に色々な表情を見せてくれるのに驚き、その美しさに目を奪われた。

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白糸と色糸のおはなし@ギャラリー ラー(Galerie La)

2024-05-18 21:13:03 | 展覧会・建築・器

銀座1丁目の奥野ビル6階にあるギャラリー ラー(Galerie La)で開催中の2種類の刺繍作品による展覧会『白糸と色糸のおはなし』に出掛けた。

このギャラリーのある奥野ビルは、この建物自体が素晴らしくレトロで、それがぴかぴかの建築物が並ぶ中で逆にモダンに感ぜられる。

外観とエレベーターホール。

 

エレベーターの上のエレベーターの位置表示盤。

このエレベーターには2枚のドアがついていて、目の前で停止したら赤い扉をまず開け、次にその中の黄色の蛇腹状の扉を開けて乗り、乗り終わったら必ず2枚とも閉めてからエレベーター内の行き先階を押すとゆるゆると目的会を目指して動き出すという仕組みだ。

そうして到着したギャラリー ラー。

白糸はAemilia Ars:アエミリア アルスという刺繍で、これはイタリア・ボローニャで生まれ、イタリアに伝わる伝統文化の一つで空気を編むと言われている、縫い針で編むレース編。木綿糸で台紙のデザインに従って編むのだそうだ。

出品作家は五十嵐和子、中村美紀、門廣真弓、藤野照子、日下順子、森ゆみ、田中和江、山﨑知子の各氏。

そして、色糸は色糸針箱氏によるクロス ステッチ作品が画廊の壁を彩る。

美しく繊細で一つの作品に込められた思い、閉じ込められた時間や布に一心に向かって針を動かす姿を想像するとなんだか胸が一杯になってしまう。

白一色のアエミリア アルスに対して信じられないくらいの多数の色糸を使ってまるで織ったかのように細かく施されたクロスステッチの作品群のコントラストが見事だった。

人の手はすごい!すごいものだ!!

会期:5月16日~5月21日まで、11時~19時(最終日は16時まで)

ギャラリー ラー:銀座1-9-8 奥野ビル6階 アエミリア

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第46回 日本新工芸展@東京都美術館

2024-05-16 21:40:56 | 展覧会・建築・器

東京都美術館で開催中の『第46回 日本新工芸展』、第7回学生選抜展併催に上野に出掛けた。

会期:2024年5月12日(日)~5月18日(土)

   9:30~17:30(入場は17:00まで)、最終日は9:30~12:00(入場は11:30まで)

会場:東京都美術館1階第3・第4展示室
 
今年で46回目というこの展覧会だが、訪れたのは今回が初めてだった。
学生展も含め、8室に分かれた展示は盛りだくさんで、特に布の作品、なかでも染色作品の多さは目をひいた。
 
展示室の風景
 
 
実はこの展覧会を訪れたのは、今回この公募展に初めて応募し、「祝宴」という染色作品で『上野の森美術館奨励賞』を受賞したという知らせをこざわちはる氏から受けたのである。
 
彼女は連れ合いが勤めていた大学のテキスタイル専攻の学生だった頃からの付き合いであり、彼女の作品のファンでもある我が家には何点かの作品が部屋を飾っている。そのポップな色使いと造形はいつ眺めても心躍らせられる。
 
さて、展示室4に入り、壁面に並ぶ染色、織りの作品の中を見渡してみると、きっとあれだ!と思う作品が目に付いた。
近寄ってよくよく眺めた!
これが、こざわちはる作『祝宴』
 
受賞作「祝宴」のキャプションには
「素材は知多木綿のちりめんである。海産物の伊勢エビをモチーフとしてデザイン化した。ポップで新鮮で新しい感覚の着物に仕上がっている」とある。
うっは~いいね、楽しいね
これを着た彼女も是非見たいもの!きっとさらっと着こなしちゃうんだろうなぁ!これからの活躍がますます楽しみだ。
 
またこの展覧会では、竹工芸作品は九州からの出展が多く、地域の特性というか竹の植生といったらよいのか、興味深かった。
そんな学生展で出会った竹工芸の作品。
 
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ユリノキの花

2024-05-14 22:13:01 | 自然

日が長くなって夕方6時近くでも昼間のよう。

展望台のある稲荷山公園を通りかかってユリノキを見上げたら、緑の葉の中でユリノキの花が咲いていた。

去年初めてこの花に出会ってから、もう1年が経ったのだなあ。

 

咲いている花の中に種の果実の殻が残っているのも見ることができる。

 

今年も会えてうれしい

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フムスを作ろう!

2024-05-13 22:40:01 | 食・その周辺

フムスを初めて食べたのはトルコ料理店でだった。

フムスとは→フムスは、中東や地中海地域の伝統的な家庭料理です。
ゆでたひよこ豆に「タヒニ」と呼ばれる練りごまのような調味料、オリーブオイル、にんにく、レモン汁、塩などを加えてペースト状にしたもので、現地では野菜やピタパンなどにつけて食べられています。~DELISH KITCHENより>

そこでピタパンと一緒に、また野菜につけて食べるといいですよ、と教えてもらって食べてみると、これは、なんと美味しい!

お皿に残ったフムスはすべてパンで拭ってきれいに食べた。美味しいという記憶しかない!

ただ、ひよこ豆をペースト状にし、あの独特の味にするのはなかなか難しいのではなかろうか、と今まで作ったことはなかった。

先週、新聞の料理の欄で、ひよこ豆の水煮を使い、練りごま、オリーブオイル、レモン汁、にんにく、塩、水を加えて作るというレシピが紹介されていた。

これなら、できそう!と挑戦してみた。

先ずひよこ豆の水煮を熱湯で10分煮てスティック・ブレンダーを使ってペースト状にし、そのあと粗熱をとりそれ以外の材料を入れて混ぜ合わせたら、出来上がり

えっ、と思うくらい簡単にできたのに吃驚

混ぜ終わった後は、「皿に平らに広げ表面に渦巻き状のくぼみをつける」とレシピにあったので、フォークで表面に渦巻きを描いてみたのだが、ちょっと渦巻きが細かすぎた。

なんか、龍安寺の石庭・・・違うか・・・で、オリーブオイルとパプリカパウダーを振って出来上がり。

 

味はまさにフムスだった!また作ろうっと。

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春の富士山

2024-05-11 22:26:48 | 自然

近くのスーパーマーケットの屋上から富士山を望む。

春の富士山、くっきりと青空を背景にして。

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うるわしき五月に

2024-05-08 21:07:37 | 自然

五月に入り、いつもの公園の菖蒲が見頃を迎えていた。

この公園は季節ごとに様々な花が咲いて通りかかる人の目を楽しませてくれる。

入口から奥まで続く菖蒲。

 

ふっと別の世界に入り込んだような・・・

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RHEINGOLD ラインゴールド

2024-04-22 21:33:51 | 映画 ら行

2022年/140分/ドイツ、オランダ、イタリア

監督:ファティ・アキン

出演:エミリオ・サクラヤ、カルド・ラザーディ、モナ・ピルザダ、アルマン・カシャニ、フセイン・トップ、ソゴル・ファガーニ

ストーリー:ジワ・ハジャビはクルド系音楽家のもとに生まれ、パリに亡命し音楽教育を受け、ドイツのボンに移り住むが、両親は離婚、貧困を味わう。ある日、街の不良たちにブチのめされ、やり返したい一心でボクシングを覚え、カター(Xatar:危険なヤツ)となったジワは、ドラッグの売人や用心棒などで金を稼ぐようになり、さらには、金塊強盗までしてしまう。世界的指名手配犯となり、逃亡中のシリアで拘束され、送還されたドイツの刑務所内でレコーディングした曲でデビュー、本物の"ギャングスタ・ラッパー"となり、音楽プロデューサーとして成功する......。破天荒な実話に基づく奇想天外なサクセスストーリー。

新聞の映画紹介欄の記事を読んでいてファティ・アキンの名前に「これは絶対観たい」!

ファティ・アキンと言えばトルコ系ドイツ人の映画監督で、その作品は音楽と深く結びついているという印象をずっと持っている。

この作品で彼の作品は6作目なのだが、この「ラインゴールド」もこれまでに観た5作同様音楽と深く結びついている。

先ずその題名、「ラインゴールド」・・・ん?ラインの黄金?ワーグナーじゃん。

主人公のカターはドイツで有名なラッパー、しかもそのデビューは刑務所内でレコーディングしたという!

彼のたどってきた道の険しさ、困難さに観ていて身体が硬直してきてしまう。

クルド人として生まれたことで、様々な差別、支配、それも暴力に満ちた、にさらされ続けながら生き抜いていく。

難民キャンプについて報道によって画像では見てはいるが、それは外側からのテントが並んでいる画像のみを見ているだけだったということに気付かされる。

そこで暮らしている人々の困難さを観客の目の前にさらけ出してみせる。

時間の流れとともに、主人公のジワ(後のカター)の生きている場所も変化する。その点からいえば、ある意味ロード・ムービーでもあるかもしれないが、でもぬぐえない、途切れないひりひり感。

しかし、そこに流れるカターを始めとするラップのパワフルで圧倒的な魅力に救われていた。

そして作品の中でワーグナーの「ラインの黄金」は関係していて、その取り合わせも面白く感じられた。

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本が届いた!

2024-04-19 22:24:29 | 

『春の読書週間』始まる

と言っても、「私の」なんだけれど

先月、京都の『古書善行堂』さんへ予約注文をして発売そして到着を待っていた2冊の本が届いた!

1冊は秋月圓『夏葉社日記』秋峰善著、

もう1冊はみすず書房『長い読書』島田潤一郎著である。

どちらも夏葉社に深く関係する2冊で、前者は夏葉社で1年間働いた秋峰善氏がそのΓ宝物のような日々を綴る」(~秋月圓HPより)書籍であり、

後者はそのひとり出版社夏葉社の島田潤一郎氏が著した

「吉祥寺のひとり出版社「夏葉社」を創業し、文学をこよなく愛する著者が、これまで本と過ごした生活と、いくつかの忘れがたい瞬間について考え、描いた37篇のエッセイ。」(~みすず書房HPより)

届いたレターパックは思いのほか重くて厚く膨らんでいた。

わくわくしながら、しかし中を傷つけないように気を付けて開けてみると・・・

「わっ!」

中には注文の2冊以外にもう1冊桜美林文学会発行の「夏葉社・岬書店」の特集号『言葉の繭6号』が同封されていた。

この本のことは知っていたけれど、まさか自分が読むことができようとは・・・善行堂さん、ありがとう!!

そして、善行堂の山本さんからの温かい手紙と素敵な絵葉書、「長い読書」刊行記念の選書リストのパンフレットも同封されていた。

なんて豪華な~とふわふわわくわく!

さあ、いよいよこれから私の「春の読書週間」が始まる。

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花盛りのつつじ

2024-04-18 20:46:19 | 自然

桜の季節が過ぎてゆき、今は八重桜そしてつつじが花盛りだ。

北斜面がつつじに彩られている。

様々な赤が彩る斜面から遠くをみる。

みんな一斉に花開く。

晴れた日、山の道から斜面を見上げた。

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