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Lang ist Die Zeit, es ereignet sich aber Das Wahre.

身命の対価

2007-05-29 23:38:33 | ニュース
松岡利勝農林水産相に心からお悔やみを申し上げます。
本当に悲しい。
人の死は政治的な死であっては絶対ならない。

自殺が罪を雪ぐ目的のものであれば、彼はその身命を持って、政治の果たすべきところを、その真の目的を否定してしまったことになります。だからこそ、政治構造に絡む疑惑やひずみは、個人の責任のみに還することなく、より構造的に反省を促していかなければなりません。彼が命を賭してまで護りたかったものは、護ったもの自身の価値とは無関係であり、おそらくそれによって断罪を受ける可能性のある「関係者」や、「影響」を省みてのことだったのでしょう。ここら辺はまだ明らかになっていないので、「わからないもの」として語ることしか出来ないのですが、それは政治的であるというよりも、むしろ当事者達に向けた人間的な感情であったのかもしれません。

死を遂げた人間の内面は、死という不可侵な隔壁がそれについての生者の言及を永遠に阻みます。おそらくそれは彼自身を苛み続けた苦悩の末の決意であったと、「人の死」以外の何者でもないのであろうと受け取ることが、私たちにできるせめてもの、「人間的な」弔いであるのだと信じます。


Chicane / "Somersault" Sneak Previews.

2007-05-29 08:05:39 | music5
□ Chicane / New Album "Somersault" Sneak Preview.
("Time of Your Life"、"You are Always")

>> http://www.chicanemusic.com/
(右上のプレーヤの灰色のウィンドウをクリック
 →"Somersault Previews"で試聴できます)


Tom Jonesをフィーチャーした"Stoned in Love"、"Come Tomorrow"(Music→Video Sectionでクリップが視聴できます)に続き、ニューアルバム「"Somersault"(宙返り)」に収録される"Time of Your Life"(1stや2ndのインタールード的な曲)、"You are Always"の2曲が公開されましたが、あの"FFTMC"を彷彿とさせる重層なアンビエントとディスコティックなサウンドに回帰していて、わたしはちょっと涙が出てしまいました。。。(ノ_; )

プロモのみのリリースに終わった3rdアルバム、"Easy to Assemble"はファンクに偏ったものの、決して失敗作では無いのですが、やはり1st、2ndとイメージと空気感が全く違ってしまった為か、厳しい評価を受けてしまいました。Chicaneの作品は、その音楽性以上に、心象に響く何か精神性みたいなものと切っても切り離せない部分で支持を受けているのかもしれませんね。"Come Tomorrow"も"Stoned in Love"同様、スピリチュアルでカッコイイとは思うのですが。。。アルバムとしてどうなるのかに期待ですね。