ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

五十歩百歩の特上ウニのパスタ

2011年11月25日 | パスタの話

Photo “五十歩百歩”という故事がある。
孟子は言った「王に尋ねます。戦場で二人が怖くなって逃げ出しました。ある者は百歩逃げて踏みとどまり、ある者は五十歩で踏みとどまったとします。そこで五十歩逃げた者が、百歩逃げた者を臆病者と言って笑ったとします。王はどう思われますか」
「それはおかしい。逃げたことには違いないではないか」
孟子は答える「その通り」
戦場では、そうかもしれないが、クアトロではそうでもない。
クアトロの父は言った「お客様に尋ねます。ここに普通に美味しいウニと特別に美味しいウニとがあります。普通に美味しいウニはクリームソースのパスタにしました。特別に美味しいウニは、そのウニの味わいを活かすためにシンプルな味付けのパスタにしました。お客様はどちらのウニのパスタにしますか」
「それはどちらも美味しそうだが、ウニのパスタに変わりはないではないか五十歩百歩だろう」
クアトロの父は答える「いえ、その五十歩と百歩の違いが楽しいパスタなのです」

※ちょっとしたウニの味わいの違いを楽しみたいお客様に、裏メニュー“特上ウニのパスタ”を特別価格¥2000で発売中。

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人間万事クアトロ翁の牡蠣

2011年11月24日 | 雑学の話

Photo “人間万事塞翁が馬”、クアトロの父の好きな格言である。
サイじいさんの馬が蜂に刺されてどっかへ行ってしまい悲しむが、やがてその馬は素晴らしい白馬を連れて帰ってくる。
その白馬に息子が乗っていると落馬して足を悪くしてしまう。
無為湖の怪我を悲しんでいると、戦争が起きて村の青年はみんな戦死してしまうが、サイじいさんの息子は足の怪我で戦争に行かずに助かる。
良いこともあれば、悪い事もある。
なにが良いことで、なにが悪いことかは解らないという言葉である。

“人間万事クアトロ翁の牡蠣”
クアトロじいさんの店では、東北の牡蠣が入荷しなくなり、悲しんでいたが、色々な産地の牡蠣を使っていると、やがてサロマ湖の牡蠣にめぐり逢い、その端麗な美味しさにお客様も喜ぶのだった。
また、カキの味噌クリームと云うパスタも、広島産のむき牡蠣に出会い、濃厚な旨味と牡蠣の甘みがパスタに良く合うことを知って喜ぶのだった。
しかし、その牡蠣の人気が高くなると、売り切れることが多いのだった。
すると、牡蠣の代わりに注文したオーロラサーモンやポルチーニのリゾットなどクアトロの新たな美味しさに出会うのだった。
めでだし、めでたし。

※サロマ湖のカキはオホーツク海に面した日本最北端のカキの産地だ。
サロマ湖はオホーツク海の冷たい海水とサロマ別川が混じる汽水域で、カキの養殖には最適の環境である。

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勤労感謝の日の孫たち

2011年11月23日 | 個人的な話

Photo めったにない水曜の祝日。
クアトロは正々堂々と祝日に休ませてもらった。
「23日に予約したいのですが」
「申し訳ありません、水曜のため休みます」
「え、祭日なのに休むんですか」
そのような声に後ろめたさを感じる小心者のクアトロの父だ。
休んだからには、リフレッシュしなくてはと、二人の孫を連れてショッピングセンターなどで遊ぶクアトロ夫婦。
しかし、じきに二人の孫の世話は、疲れることに気づくクアトロ夫婦だ。
「じいもばあもこれからの年末大変なんだから、気遣いしなくちゃだめだよ」
「そうね」
孫たちのそんな打ち合わせも、すぐに忘れたようだ。
いやはや、馴れない休日の休みは疲れれます。
今週末は動きが悪いと思われるクアトロ夫婦である。

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イベリコ豚派と仙台牛派

2011年11月22日 | 食材の話

Photo 今日のクアトロのおすすめの肉料理は、イベリコ豚である。
イベリコと云ってもランクがある。
森の中で放し飼いにしてドングリや椎の実を食べて育ったペジョータと云う一番上のランクのイベリコ豚がクアトロのおすすめだ。
イベリコ豚ペジョータのトントロのグリルなどをスペイン産赤ワインといただくのは、秋の夜長におすすめだ。
いやまてよ、やはり今日のおすすめは、仙台牛の赤ワイン煮である。
三大和牛と云われる神戸牛と松阪牛と仙台牛。
その仙台牛をクアトロ秘伝のデミグラソースと赤ワインでじっくりと煮詰めた。
ナイフもいらない箸で食べられる肉料理だ。
濃厚な赤ワインといただくのは、秋の夜長のおすすめだ。
いややはりイベリコ豚のペジョータか、仙台牛の赤ワイン煮か。
難しい選択である。
世界の平和はまだまだ遠い。

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本カワハギ派とサバ派

2011年11月21日 | 魚の話

Photo 今日のクアトロのおすすめの魚は、本カワハギである。
本カワハギのカルパッチョを胆合えでいただく。
魚通には、たまらない幸せだ。
いやまてよ、やはり今日のおすすめは、サバである。
サバと云っても松輪のサバだ。
松輪のサバを塩焼きにしていただく。
魚通には、たまらない幸せだ。
いややはり本カワハギこそ魚通の醍醐味か、いややはり松輪サバか。
本カワハギ派サバ派といがみ合うのはやめよう。
どっちも食べてみよう。
世界の平和はクアトロから始まる。

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