ボージョレ・ヌーヴォーはそもそも、長熟に向かないワイン用ブドウ品種ガメイ種をどうしたら良いかと云う発想から生まれている。
タンニンが少なく長熟に向かないブドウ品種なのだが、その欠点を長所にしたのが、このボージョレ・ヌーヴォー解禁日と云うイベントだ。
しかし日本のボージョレ・ヌーヴォー人気もだいぶ衰えたようだ。
今年なども報道が少ない。
こういったピンチになるとそれを逆手に取って商売をするのがフランス流だ。
だれよりも早くにボージョレ・ヌーヴォーを飲もうと云った宣伝から、近頃は一年に一度飲むワインだからこそ美味しいものを飲もうと云った宣伝になっている。
クアトロも、今年は例年のピゼイに加え、ルー・デュモンのボージョレ・ヌーヴォーが登場。
このルー・デュモンは仲田さんと云う日本人オーナーだ。
ルー・デュモンのボージョレ・ヌーヴォーも今年で6年目だが、とても評価が高い。
クアトロの父も試飲したが、とても力強い味わいに感嘆する。
マンガ「神の雫」でも仲田さんは取り上げられている。
「日本人もここまでのワインを造るようになったか」
「いや、日本人だからこそ造れたワインだ」
と、云った話になっている。
ルー・デュモンのボージョレ・ヌーヴォーは、たしかに日本人だからこそと云った感じが伝わるワインである。
このヌーヴォーは少量入荷のクアトロだが、ご希望の方にはお飲みいただけます。