ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

生牡蠣とクレマン

2008年10月12日 | ワインの話

S_2 人には、三つのタイプがある。
発言してから考えるタイプ。
考えながら発言するタイプ。
考えてから発言するタイプである。
さらに、最近の調査によるともうふたつのタイプが報告されている。
何にも考えないで発言するタイプ。
考えても発言しないタイプだ。
たとえば、
「君、最近太ったんじゃない」などと考えなしで発言してはならない。
「最近太ったかしら」とか問いかけられ、返事を考えているのだがその沈黙がまずい事態を引き起こす。
どちらもあまり良い結果を生まないタイプなのだ。
しかし、時には良い結果も生み出すのだ。
たとえば、クアトロに来店した若いカップルの場合。
「今日のおすすめは生牡蠣とフランス・アルザスのクレマン(シャンパン方式のスパークリングワイン)ですよ」と云われ、「あ、それ下さい」と考えずに答えたカップルの男性。
『何て素晴らしい決断の出来る殿方でしょう』と彼女は考えるのだ。
「生牡蠣とクレマンの相性はいかがでしたか」と問われ、「・・・」どうやってかっこよく答えようと返答を考えていると、『何て思慮深い殿方でしょ』と彼女は考えるかも知れない。
まあ、若いカップルには全てが良い方向へと進むのではあります。
しかし、今日のクアトロの生牡蠣とクレマンは、若いカップルに楽しい話題を提供することでしょう。

コメント (3)
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