水曜日はクアトロの休日である。今日のクアトロの父は、母親の用事に付き合い柏駅に出てきた。親孝行なクアトロの父である。
昼時となり何か食べようということになった。どこへ行こうかと思いめぐらすと、年寄りを連れて行くお店が思い浮かばない。駅周辺には、若者向けの店ばかりである。年寄りが好む回転しないすし屋も気取りのないそば屋もなくなってしまった。馴染みの店主と挨拶できる店もすっかり無くなってしまった。
今日は柏に新たなショッピングセンターがオープン。まあのぞいてみるのも良いかと年寄りを連れてそのビルのレストラン街へ行ってみた。案の定どこも若者向けの店ばかりで店の外まで並ばされている。一番空いているのは、やはり年寄り向けのそば屋であった。
柏駅周辺は本当に若者の街なのだろうか。実際にお金を使っているのは、団塊の世代からの中高年だと思うのだが、柏駅周辺はあまり年寄りに優しいとは思えない。今度のショッビングセンターも通路やエスカレーターなども狭いし、歩くのが遅い年寄りはじゃまにされそうだ。
もちろんクアトロも各年齢層にどれほどの配慮があるのかと自問しなくてはならない。
この日は結局、空いていたそば屋で食べたのだが、支払いは母親にまかせた、親孝行なクアトロの父である。