ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

新カルボナーラ

2007年09月11日 | パスタの話

Photo_448 涼しくなると、こってりとした味のものが好まれる。昨年のブログにも書いているが、この時期になるとカルボナーラを食べたいと思う人が増える。
カルボナーラは炭焼き風という意味のパスタだ。しかし、美味しいカルボナーラは、薫製したベーコンを使わない。豚のバラ肉を塩漬けにして自然熟成させたパンチェッタを使う。炭焼き風なら、炭を焼いたついでに肉を薫製させればよさそうなものである。
今日クアトロに本場イタリアの美味しいパンチェッタが届いた。脂身も多く、しっかりと熟成されたパンチェッタだ。生で食べると、塩気が多いが香りがよく、肉のジューシーさと熟成による旨みがとても素晴らしい。
早速、シェフはカルボナーラの試食に取りかかる。パンチェッタを棒状に厚切りにして強火でしっかりと焼く。脂が焼けて、店内は煙もうもうとなる。おお、この状態が炭焼き風かと、納得する。出来上がったカルボナーラは、やや塩気の強さがクリームと卵黄の味を引き立て、焼かれた脂は決してくどくなく、パスタ全体を包み込む。
今日、クアトロのカルボナーラはまた進化を遂げた。

コメント (2)
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