ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

サンダニエル

2007年09月15日 | 食材の話

Photo_452 イタリアの生ハムは、パルマ産が有名なのだが、イタリア国内では、パルマ産に並んでサンダニエル産の生ハムを好む人も多い。サンダニエル産の生ハムは、パルマ産に比べ塩分が少なくて、味わいが深いと人気がある。そのサンダニエルの生ハムが今日からクアトロで食べられる。
生ハムは、豚の足のももの部分なのだが、一頭から4本出来るかと思うとそうではなく、後ろ足の2本しか生ハムにならない。クアトロにお目見えした生ハムは蹄付きである。さて、右足なのか左足なのか。それはともかく、早速味見をした。
旨い。
感動的に旨い。
特に、脂身に甘みを感じる。
さて、サンダニエルとはイタリア北東部オーストリア・スロベキアとの国境近くにある。その町には、プロシュッテリアというものがある。ピッツェリアというのは聞いたことがあるだろう、ピッツァを食べさせるお店だ。プロシュッテリアはプロシュート=生ハムを食べさせるお店だ。年寄りたちが、一日の仕事を終えると夕方からここに集まる。サンダニエルの生ハムをその場で薄くスライスしてもらい、チーズやワインと一緒に楽しむ。そんな風景の似合う町がサンダニエルだ。パルマほど洗練されたところでは無いが、何か心まで満たされる町の景色が見えてくる。クアトロのサンダニエルの骨付きプロシュートにも、そんな心まで満たされる味わいがある。

コメント (6)
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