ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

シンドラーのリスト

2007年09月05日 | 父の昔話

S_8 美味しい物には段階がある。感動的に美味しい、美味しい、不味くない、美味しくない、不味い、とっても不味いである。
とっても不味いともなると、ある種の感動だと思う。クアトロの父も何度か遭遇したことがあるが、感動的に美味しいよりも貴重な体験でもある。
そのひとつが、グアムで食べた家庭料理だ。クアトロの父が成人式の前に、友人Aくんとグアムへ行った時のことだ。まだ、グアムがアメリカ合衆国になっていないころである。
友人Aくんのお父さんは、グアムのシンドラーのような人だった。戦時中にお付き合いがあった現地人の方との再会に同席させてもらった。
アメリカの庇護のもと暮らしていた現地人の家庭は貧しくはなかった。招かれて、もてなしを受けた家庭料理も普段以上の特別なものだったと思う。ロブスターなどが出たように記憶している。そして、主食はバナナを炒めたもの。一連の料理は、ココナッツ・オイルで調理されているのだろうか。これが何とも僕の口には合わない。招待されている場を考えると何としても食べなくてはいけないのだが、どうにも喉を通らない。この時ほどの苦痛も記憶に無い。とっても不味かった記憶だ。
ただ、文化の違いなのだろう。申し訳なく思っているが、もう一度チャレンジしたいとは思わない。しかし食後のデザートのアイスクリームは美味しかった。アイスクリームはハワイから届くという。
注・クアトロから海岸はめったに見えません。

コメント
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