愛しきものたち

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名張市 上三谷墓地一石六体地蔵石仏/他

2013年08月23日 | 石仏:三重

前述、白山神社前の道を少し奥に詰めると集落の旧い墓地が在り、その入口付近には一石六体地蔵が置かれて居る。

最近整備されたのだろう?、コンクリートブロックの無骨な基礎と囲いの中に可愛しを敷き詰め、中央に一石六体地蔵、それを囲む様に小石仏や五輪塔の残欠などが置かれて居る。

一石六体地蔵は板石状自然石の頂部を半円弧状に整形、上下を大きく空けた左右一杯の枠付きの方形に彫り沈め、中によこ一列の六体地蔵を刻み出して居る。

頂部円弧部には天涯を思わす連続蕨手紋?、中央の小さな彫り込み内にも小さな石仏

六体地蔵はローカル色豊かな稚拙な像容、いかにも野の仏然とした素朴な味わいがある。

江戸中期頃の造立だろうか・・・・。

斜墓地内に並べられた板碑や墓石の列にも・・・

六字名号と余にもデフォルメされた地蔵が並列する山形板碑・・・・頂部山形には阿弥陀三尊の種子。

他にも地蔵や、五輪と地蔵の板碑などが無造作に寝転がって居たり・・・・

こんな素朴な石仏が地中から半身のぞかせて居たりした。

撮影2012..4.8