先日紹介の坂ノ下集落入口、国道165号線交差点でまるで信号待ちをしているかの様に立ち尽くす地蔵石仏。
集落入口から見るこの道が、近く極楽寺から奈良東大寺迄続く「松明調進の道」。
地蔵石仏は国道に対面、宇陀川越しに「極楽寺」をしっかり見つめて」たっている様にも・・・・。
少しオーバーハングした細い舟形光背、凡そ等身大の像高を持つ中肉彫りの定形地蔵。
脇には真新しい「松明調進の道」と書かれた立派な道標。
光背には大きく「右ならみち」と刻まれ、旧「初瀬街道」の道しるべとして造立された地蔵さん。
全体の像容、印象から江戸時代中期の造立だと思われます。
撮影2012.1.7