愛しきものたち

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奈良市都祁  甲岡(こうおか)町の茅葺き民家

2013年08月08日 | 茅葺き屋根(同)奈良県

国定史跡、小治田朝臣安万侶(おはりだのあそんやすまろ)の墓地を背に端正な茅葺き民家がある。

都祁水分神社(みくまりじんじゃ)の杜の直ぐ南側、神社の鎮座する小山斜面に墓地があり、それを隠すかの様にこの端正な大和棟がある。

正面は道路から屋敷まで空き地?の中に進入路を設け、低い腰板塀を巡らせ内に庭木を植え込んでいる。

茅葺き屋根は葺き替えて間もなく、スッキリ端正な姿をみせている。

主屋の左手には離れ屋?と、その奥に続く白壁土塀・・・

片袖落ち棟、一方は鋭角の大きな切妻が心地良い。

丸で注文通りの絵の様な佇まいですが・・・・・、ここでも茅葺き屋根は正面表部だけ、裏側はやっぱりトタン懸けになって居ました。

屋敷から田圃を挟んだ向こう側にも長閑な佇まいの、覆い懸けされた茅葺き屋根が見える。

撮影2013.6.8