遅咲きの桜の巨木が美しい旧都祁村深川墓地入口に居並ぶ石仏さん達。
新しい切石の基壇の上に小さな六体地蔵と三体の中型石仏を並べ立てて居る。
中型石仏のうち中央の一体のみが誰にも分かる像容の石仏・・・・、残りの二体は梵字が主体の石仏さん。
群を抜いて大きく、目だつ一体は細長い特徴的な蓮台に立つ阿弥陀如来立像
総高約140cmの舟形光背を負い、像高約90cm、光背頂部には阿弥陀種子のキリークが刻みこまれて居ます。
右手は肩先に、左手は裾上に下げ、所謂来迎印をしめす。
向かって右光背に大永二年(1522)の銘が確認され、室町後期の造立。
向かって右手、舟形の上部に五輪塔の「空風火水地」の梵字「キャ・カ・ラ・バ・ア」を刻み、下部方形の中にまるでこけしの様な阿弥陀と地蔵?を刻み出している。
向かって左には月輪にキリークを刻んだ阿弥陀如来梵字仏。
下部に方形枠の様な物が見えるが全く解りません。
撮影2012.4.14