旧都祁村針、観音寺境内脇の寺僧墓地片隅に並べられた石仏さん達。
同じ境内に有る十三重石塔は以前に紹介した事があるのでそちらも参考に・・・
墓地奥に一列に並べられたうち最も目を惹くのが、この十一面観音石仏。
総高1m足らずの舟形光背を持ち、蓮台に立つ右手錫杖の長谷寺型十一面観音石仏。
珍らしい十一面観音石仏ですが・・・、形に嵌められたような力の無い像容で江戸時代中期の寛延三年(1750)の造立。
江戸期の石仏さんにはどうしてもパワーが感じられません。
一方こちらは旧都祁村に有って、あの都祁型を踏襲してない青面金剛石仏。
同じ旧都祁村であっても、全く共有してない部分も有るのだなあ・・・
傍らに有った地蔵石仏、室町期の物の様に見えますが・・・
苔が酷くて像容も定かでは有りません。
撮影2012.4.14