室生三本松、海神社参道脇に立つ地蔵石仏。
先日の六体地蔵よりほんの2~3分も道なりに西へ進むと「道の駅宇陀路室生」・・・・、この辺は室生三本松、旧伊勢阿呆越え街道筋。
集落は近鉄線路を挟んで山の斜面に一筋宿場の面影を残して建ち並んでいる。
道の駅から直ぐの宇陀川を越えた先には、こじんまりした三本松海神社。
国道から宇陀川を渡る参道脇には自然石を積み上げた愛宕灯篭??中央に地蔵石仏・・・・大雑把にもコンクリートの打ち放しに直に据えられて居ます。
地蔵石仏は舟形に整形した分厚い花崗岩の正面に分厚く刻まれた中型定形地蔵立像。
野の仏らしく地衣類が全身を覆って居ますが四等身の童子体形、下部の蓮座はコンクリートに埋められ、はっきりしませんが室町後期から江戸初期の造立。
中々重量感があり、それなりに手馴れた石工の手に依るものだと思われます。
撮影2012.4.29