愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

都祁吐山 地蔵院の地蔵石仏

2013年08月02日 | 石仏:奈良

都祁吐山区内にもう一体、永禄六年(1563)銘を持つ地蔵石仏が有る。

国道369号線、吐山交差点の北西、その昔には吐山城が有ったという小山の南面する裾野斜面に高野山真言宗、摩尼山「地蔵院」が在る。

真新しい庫裡が建つ境内の白壁土塀を背に半間四方ぐらいの小さな覆い屋が有り、その中に中型の地蔵石仏が安置されている。

前回、前々回紹介の地蔵石仏に瓜二つ、前回の田町の石仏が永禄七年、前々回の極楽寺の石仏が永禄三年、そしてこの地蔵院に有る石仏がその間の永禄六年銘を持って居る。

腹部、錫杖を持つ右手と宝珠捧げ持つ左手間の腹部で断裂、セメントで接合されて居る

顔容などは丸で殆ど同様・・・・・、この作者はこの辺りの石仏を一手に引き受けていたのだろうか??

撮影2012.5.12