花火大会

もう、8月に入ったというのに、梅雨は明けずなんとなくくもり空。暑い夏が大嫌いな私ですが、こう晴れないとお野菜がおいしくなくなったり、高騰するのが気になります。

そんな中、先日私の住んでいる町の花火大会が行われました。不景気であちこちの町で花火大会が中止になっているなか、なんとかこの町は、例年どおりやってのけました。雲が厚くたれこめていましたが、それを振り払うように、きれいな花火があがりました。

こんな不景気の世の中に、無駄使いだという声もありますが、それで、活気がでたりそのお祭りで潤う方もちょっとはいるのでは・・・。花火は、一瞬の芸術で、ドーンと夜空に打ち上げるまで、長い行程があると思います。どんな色でどんな大きさで、どんな図形でそれをどんなに変化させるかを、いろいろ考え、実際玉に仕込み、そしてその打ち上げの当日は、準備して危険ととなり合わせで、打ち上げる。しだれ柳みたいな花火が、海側に垂れていくと失敗だろうし、不発だと大損をします。

この一瞬にかけている姿勢は、ピアノ演奏の本番に似ていて、共感を覚えます。自宅の2階のベランダにおつまみとお酒持ち込んで、ゆったり花火を見て、夜空を独り占め。最高の夜でした。