Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

僅か八十人程の音楽会

2020-09-08 | 生活
朝八時前からPCを開いた。券取りがあったからだ。五分ほど前になって初めてそのサイトで以前に券を購入した事が無かったと思って、急いで登録作業をした。SWRの前身SDRから主催しているシュヴェツィンゲン音楽祭だ。嘗ては五月に通っていたこともある。それでも大分ご無沙汰している。

理由はその時期にワインの試飲会などがあってダブルブッキングになり易く、更に時節柄音楽会というよりもアウトドア―であって、折角の大庭園でもまだ寒いのでオープンエアーもあまりない。元々のマンハイマーシューレの夏のアカデミーが開かれた離宮で、モーツァルトがそこでカンナビヒなどから例のクレッシェンドなどの音楽を習った。実際に今回訪れるホールもモーツァルトザールととされていて、姉のナンネルと一緒にそこで演奏している。

今回は春の音楽祭がコロナで流れたことから特別に十日間でミニ音楽祭が開かれる。例年はオペラの新制作があるのだが、流石に今回は無理で、いつも使われるロココ劇場ではベートーヴェンなどの古楽演奏会が開かれるようだ。

既に言及したようにベルチャ四重奏団が大フーガ他を演奏する。他の楽曲を期待して行きたいと思った。しかし容れ物は上のザールで、コロナ基準では260平米に260席が基準なので最高半分で130席となるだろう。更に春の券が優先予約券になっていたので、難しいと思っていた。しかし毎年一般販売は悪い席を中心に出ていたので、また昨今の入りからするとと思って準備した。もし最初から百席と計算していたら諦めていたかもしれない。

もう一つザビーネ・マイヤーの演奏会も興味があったがこちらは二年前に訪れたロココ劇場で音響的にはあまり期待できない。

価格は、68ユーロぐらいから19ユーロぐらいだった。視界も効かないので、最前列とかで無ければ安い席でいいと思っていた。会場に入ることを目指した。上手に間引きしてあったら意外に視界はいいかもしれないとも思った。他日の空情報を見るとどうも76人しか入れない可能性もある。つまり前後列を空け、一列九人掛け九人掛けの十八人に十人、つまり二分の一掛ける九分の五答えは十八分の五は約27.77%だ。ざっと三分の一。正解、後ろの方の席だが通常とは異なって結構前が見えそうだ。

先ずは登録してパスワードも無しにログインしたままで中に入れた。すると一席だけが余っていた。27ユーロだった。手数料2ユーロで、29ユーロ。なにも考えるどころではない。兎に角買い物かごに入れて作業を進めると、カードで買えた。こんなことは予想しては出来ない。他日のエベーヌ四重奏団演奏会の空席状況などを見ている余裕などは無かった。

シュヴェツィンゲンのモーツァルトザールの写真をMDRのサイトでみた。舞台に居るのはクラリネットのオッテンザムマーのようだ。昨年ぐらいにリサイタルを開いていたと思う。

実は何日かシュヴェツィンゲン離宮の門前のホテルに住んでいたことがある。住まいを探していた時だった。車を物色に毎日のようにマンハイムの街中とをレンタカーで往復していた。あの時は、アウトバーンを走っていてそのアルファベットが全く読み切れなかった。同じことは日本から来ている人も話していたので、どんなに横文字に慣れていると言ってもやはり日本程度のローマ字から英語教育ではアルファベットすら読み切れていないのだとその時に知った。



参照:
年の瀬はロココ劇場へ 2017-12-13 | 文化一般
モーツァルトを祀り上げる 2006-10-03 | 音
生きてる内にもう一度! 2007-10-03 | 文化一般

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