Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ボックスボイテルの夕食

2024-06-25 | ワイン
漸く夏らしくなってきた。降雨確率も10%ほどなので洗濯日和である。冬の間には洗濯出来なかった防寒用のナイトローブや部屋着用ジーンズなどを一気にと思われる。通常週一回の洗濯を二日続けて三回は回すのではなかろうか。

エコモードでは一サイクルが3時間半ほど掛かるので、夏至過ぎとはいっても、朝から二回を天日で綺麗に乾かすのはそれ程容易ではない。

週末にアスパラガスの残りをべーコンと一緒に炒めた。燻製臭が2021年のジルファーナ―の香ばしさにあっていた。所詮深みはないのだがちょこちょこと食事に合わせるには遜色はなかった。ボックスボイテルを三本しか購入しなかったが、ここ数週間で飲み干すにはそれで十分だった。つまりそれ以上あっても飽きるだけである。やはり経年変化を楽しみながらのまとめ買い可能な白ワインはリースリングしかないという結論を確認するのみである。

土曜日にオープンエアーで行ったプログラムを持ってのベルリナーフィルハーモニカー上海公演は翌日にソリストのユジャワンと共に飛行機に乗って出かけた。そして上海にその御一行は着いた。

到着の様子が中共の報道ヴィデオとして出ている。ワンとフィルハーモニカーの中共での公演は珍しくなくとも、今回はキリル・ペトレンコの中共デビューであり、現在のフィルハーモニカーの実力が昨秋の日本公演に続いて披露されることになる。

流石にペトレンコの日本デビューの時の精鋭の指揮者という表現はなく大師となっているのは当然として、その中共内で何回も演奏されたラトル時代のそれとは全く異なる新しいブラームス交響曲四番の演奏に注目が集まっている。

その他、フィルハーモニカーが室内楽編成でより幅広い層へと訴えかけるワークショップのようなものも僅か五日間の日程のなかで企画されていて、コロナ期間中に流れた上海でのレジデントという形が継承されている。それ以外にも一部チェロ楽団などは北京にも回るようでそれなりのツアーとなっている。

今回なんらかの実況中継録音などが為されるのかどうかは分からないが、少なくとも中共のメディアによって必要最小限の報道としてその様子がジャーナルされることには間違いがない。

北京出身のユジャワンも中共では満州人の共産党協力者らんらんなどとは異なり全くそうした位置づけにはいないので、それ程大きな扱いはされなかったのだが、今回はそれなりに注目されているのは間違いがない。

ベルリンでの演奏はコロナ期間中のトリフォノフのプロコフィエフ演奏と比較してやはり弱かったが、アンコールを含めて上手にやっていた。ベルリナーフィルハーモニカーの演奏はペトレンコ指揮でアンコールのベルリナ―ルフトが取り分け見事な演奏になっていた。



参照:
よかった宿での食事 2018-10-06 | 料理
フランケン葡萄処漫遊記 2024-06-21 | 試飲百景

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