Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

新たな視座が拓かれるか

2024-06-26 | 料理
ダルマイヤーでいつものフィレを購入した。今回は初めてそこにベリーソースをつけてくれた。それだけで急に高級料理になった。それを二種類購入していたテリーヌの一つのバムビのそれにもかけた。それに合わせてゲヴュルツトラミナーをゾンマーハウゼンで選んでいたのだ。

嘗てはドイツのトラミナーは甘口のレイチ風味が強いだけのリキュール酒のようなものだった。しかし流石にそのような市場が無くなったので最近は時々真面なトラミナーに出合えるようになった。

トラミナーというとその名の通りの南ティロルの街での特産で、その標高2000メートルに至る尾根筋の冷たい空気が夜中の入りて来て清涼感のある果実の熟成を可能にしている。彼のイタリアでもあの谷でしか収穫できないような素晴らしい作物がある。

勿論それに匹敵するようなワインは収穫されないが、場合によっては一寸清涼感のある酸味の効いたそれに出合えるというのだ。その点で今回都合二本だけ購入したそれは食事によっては合わせれる。現時点で昨年購入したものと二本だけが地下の蔵で眠っている。フォアグラにでも開けるか。

上海では音楽祭が始まったようで、室内楽編成などでの催し物が既に開かれたようだ。しかし、ペトレンコのデビューとなる演奏会は26日に週末のヴァルトビューネでのプログラムで開かれる。

27日はブラームス「悲劇的序曲」にタンホイザーからの前奏曲など、後半で「英雄の生涯」が演奏される。ペトレンコは再び29日から登場するが、その間もフィルハーモニカーが多彩な音楽を演奏する。

先日のパートナーの書き込みのその感じが若干気になった。一寸投げやりな感じがあって、もう少し楽天的な感じがあってもいいと思った。彼女があんなことをしていたその心情的な背景がやはり見え隠れする。金はある程度手にした筈であり、それが必要な経費からの目標額を大きく超える訳でもないとなれば、それ程楽天的ではないのかもしれない。

彼女がどのように思うのかは知れないが、自分に投資しろと書いてみたい。物申す限りはそれぐらいの援助をするということでもあり、こちらもそれだけの覚悟はいる。中々的確な助言は難しいのだが、少なくとも自分自身の経験は語れるのではなかろうか。

人のいうことを簡単に聞き入れるような人間ではないことはよく分かっているので、なにも反発されるようなことは書かない。謂わばお奨めのようなものだけど、それをどのように感じるか。そうした助言などが彼女の環境で得られていると確信するならば何も口を出さない。しかしそうでないならば新たな視座が開けることにはならないのか?

経験がないというのはそうした視座が開けないということに尽きる。結構無垢に才能のある人なので、一寸した切っ掛けがあると彼女の世界が広がるのではないかと思っている。あんなことをしてもなんだかんだと保守的な世界観から抜けられていないのではなかろうかと疑うのである。



参照:
赤か白か、有りの侭 2023-05-21 | 試飲百景
ボックスボイテルの夕食 2024-06-25 | ワイン
コメント
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