Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

今後のシュミレーション

2024-06-03 | 試飲百景
ナーヘでの試飲会だった。とても価値があった。帰路の酒気帯びはやはり気持ち悪かったが、昨年よりも速度違反の疑いはない。比較的しっかりしていたと思う。しかし記憶が飛んでいる区間もある。

どうしても来年新車でというシュミレーションを兼ねている。自身が問題がなくとも例えばマイバッハに当てられたら、酒気帯びだけに責任を擦り付けられるとなるとやはり怖い。新しい車は渋滞とか急ブレーキでの見逃しは避けられて、車線を越えての衝突も避けられる。しかし当てられるのを防ぐのはどこ迄避けられるのかは分からない。速度違反は自車のカメラが速度規制を監視しているので急な工事現場などでも見落としはない。やはり巻き添え事故となるとこれは酒気帯びはとても不利である。車両保険も下りない可能性もある。やはり一時間ほどのところでも宿泊の可能性も考える。

往路も思わずハンドルを外して自動運転に切り替えようとしたくなる。全てシュミレーションでしかないのだが、やはり為れれば安全性が高まると思った。如何に平素から事故を未然に防止する監視よりも速度超過を如何にしないかにしか注意が向いていない。これを全て車に任せて、不意の事象の把握に努めれる。

数年前に信号無視したことを思い出すのだが、あれも歩行者の信号の赤が眼に入っててっきり交差する道路が赤だと勘違いしたことがある。視界に入っていてもその情報を的確に判断するには情報量を絞ることの方が重要である。自動車クラブの申請にも如何に道路の情報を絞るかがあって、広告や無駄な交通標記を撤去するように具体的な要請が為される。

特にここ数年は速度測定はナヴィを前提としていて実際に肉眼では特に高速では見落とすほどの細かな制限が敷かれるようになっている。日中だけの制限速度などもいちいち把握しなければいけなかったが、それも車のカメラが認識してくれる筈だ。

醸造所では初めて裏筋の駐車場に停めた。それなりの台数が駐車できるようになっていて、今迄は停めたことがなかった。今回の目玉はどこにも書いてなかったグランクリュの前落としの葡萄からのリースリングで、特にナーヘの最高級のヘルマンスヘーレの先落としワインは試飲リストにも乗っておらず、通常はレストランなどに供給されるもので、この試飲会だけでの特別奉仕品だった。勿論価格もついていないので求めないと売って貰えないものだった — 実際に事務所で求めても分からないというので、隣で対応していた先代の奥さんが、整理番号を教えて、そして最後には価格はこれと指さした。この三日間でも購入した人は特別な客だけだとそれで分かった。

多くの醸造所では面積当たりの収穫量を落としグランクリュの価格を上げて瓶詰本数を減らす一方、その先落とし葡萄からのワインに価値を付けて瓶詰めするブルゴーニュ方式が徹底して来ている。それによってその下のヴィラージュワイン迄に価値を付けるという戦略である。今回はフェルセンベルクと二種類だったが、21ユーロはお買い得で、現時点では旨味がなくても二年先かにグランクリュの瓶熟成を推測してシュミレーションする為に取り分け有意義となる。これがパイロットワインとなるグランクリュの68ユーロも義務として勿論購入した。

そして、競り用のブリュッケとは、正しくこの醸造所が醸造する世界最高のアイスヴァインの地所からの辛口リースリングである。ここ十年程でのこの醸造所の進化は目覚ましい。(続く)



参照:
着氷をバルコニーで考察 2024-05-23 | ワイン
ステレオタイプは不可 2024-01-05 | ワイン
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