欅が芽を吹いて春の到来を感じ、茂ると春の盛りだと思う。欅の葉は落ちると白茶けたただの枯葉、でも都庁の前を通ってオフィスに行く街路の欅並木が色づくと秋なのだと実感する。いままさに、秋たけなわなのかもしれないと思う。
時折乗る朝のロマンスカーMSEの遮光カーテンはブラインド形式で、日差しをコントロールしながら外を見るのには好都合だ。
11月に入るとかなり下まで下ろさないと直射を遮れなくなる。外の景色を見るのが楽しみで乗るようなものなのに、日差しが低くなって外が見にくくなった。もう少し季節が進み日差しが弱くなると、下ろさなくてもよくなるのかもしれない。こんなことで季節の移り変わりを感じたりする。
いつの間にか蝉の声がなくなって小鳥のさえずりが聞こえてくる好きな秋なのに、季節が巡って寒くなるのだ!という実感だけがあるのは如何ともし難い。