コーヒーを飲んだ後、薄く切った北海道北見の名物、薄荷羊羹を食べている。
小豆を主材として薄荷を入れたこの羊羹は、見かけは小倉羊羹だが、薄荷特有の清涼感に満ちていて「夏の味」だと包装紙に挿入されている案内文に書いてある。更に日本茶のデリケートな味をとばしてしまうので、日本茶(煎茶や玉露)には合わないので、冷たい水か番茶で召し上がれ、でもコーヒーの後食べるのも案外いい、なんてことも追記してある。
まあそんなものかなあと思ってコーヒーを入れて食べてみたのだが、どうも僕の味覚はいい加減だ。コーヒーとの合性が特段いいとも、日本茶は駄目とも感じなかった。仄かな香気があってなかなか美味いのである。
北見市は薄荷の産地で、全国生産量の70%を占めているそうだ。夏の羊羹だが、冬の暖房のきいた部屋で、小さくさいの目に切り、シロップなどにつけて食べるのもいいのだそうな!羊羹にシロップをつける?へえーと思わず首を傾げるがこの薄荷羊羹は、熱海の日向邸を見に行った札幌の友人MOROさんのお土産なのである。