雪の土曜日だ。
愛妻もいないし娘もいない。まあ娘は自立しているので我が家にはいないのだが、二人してチョット出かけているのだ。ブログ仲間の妙なる大阪の文化人七重さんも、雪の東京をさまよっている。いやいや根策している。MOROさんはイタリアから帰り、刺激的なメッセージを伝え始めた。
さて僕は一人、とっかえひっかえ[JAZZ]を少し音を大きめにかけ,Yesterday I Heard The Rainなどなど、おや!やっぱしビル・エバンスかなんて思いながら、JAZZ論考家TAROさんのメッセージにどう応えようかと雪を見つつ思案、つまり贅沢な時間を楽しんでいるのだ。
ということで早めに晩飯の用意をして一杯やっている。といったって今はやりの台所男でない僕は、愛妻用意の食い物を食い尽くしたものの、なんだかガランとした冷蔵庫をあさってみたりする。いやはや結構旨いものがあるのを発見。ちくわとかカマンベールチーズとかね。
朝青龍が勝った笑顔がいい。TV見ているのがばれるなあ。スイッチを入れたのだ。まあね、優勝はなくなったがチャンと自分の役割を心得、僕たちに何がしかの思いを伝えることが出来る。まだ20代なのに。人間の不思議さを感じる。日本人でないことなどが吹っ飛んでしまう。
おや、仲のいい内田清蔵教授が現れた。何だこれは!住まいの極意という番組、いつになくちょっと理屈っぽいんじゃない。でもあの笑顔には皆参るだろう。これか、極意というのは!グラスを揚げ、画面に向かって乾杯。
ああ、どうしても書いておきたいことがあるのだ。
森山良子デビュー40周年のミュージックフェア。あのテーマソングは彼女の声だ。
「涙(ナダ)そうそう」僕が大好きな夏川りみとビギンのデュオ、そこに森山良子がダブル。
なぜ書いておきたいのか。音楽や人間や自然に「面」と向かっているからだ。「涙そうそう」自体が素朴に人の想いに対峙していてそれを受けて真摯に歌っている。皆が。それが今の僕にはとても大切だと思えるのだ。
法の裏ばかりくぐろうとし、法に沿っていると開き直り、それが時代の寵児として受け留められ、若者が憧れ、(おい、若者よ、大丈夫か!)それを政界のトップまで礼賛する。至誠を持って?Aさん至誠ってなに?
このおかしな状況を持ち上げるマスメディアと自称文化人・評論家、大学教授。と書いていたら、NHK`日本のこれから`が始まってしまった。お金の話、つまり増税、無駄、施設の必要・不必要、何処かおかしいのは文化なしの論議、金ばかり。
しかし今夜のMフェアはそうではなかった。俺は(急に僕ではなくなった)なにを言っているのか。ウイー!酔っ払った。TAROさんではないけど・・・